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今読みたい本

2018年5月22日(火) 第19回

それ、なんで流行ってるの?


なんであれが流行りだしたのだろう。

そんな疑問を持ったことがある方は、少なからずいらっしゃるのではないのでしょうか?

 

著者は、2013年に「さとり世代」、2014年に「マイルドヤンキー」という言葉をご自身の著書で提唱し、ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートをした原田曜平氏。

朝の情報番組でもレギュラーを務める、若者の流行に精通した博報堂の社員さんです。


「そう、それ!」と言わせたものが心をつかむ、と原田氏はこの本の中で述べていらっしゃいますが、感覚として理解していることがたくさんの言葉たちで表現されている!そう、それ!と感動を覚えました。


この「そう、それ!」=「インサイト」は一般的に消費者の潜在ニーズなどと呼ばれますが、このインサイト、お笑い芸人は探すのがとても上手なのです。

またお笑いの話か…と思われたかもしれませんが、ついついクスっと笑ってしまうときは、そういうことあるある、と感じていますよね。


違和感に注目し、先入観にとらわれず、臆せず受け入れ、記憶すること。

インサイトを見つけ出すために必要な4つの能力は、日々の違和感に気づくことからスタートするようです。


自分の価値観だけに振り回されず流行の本髄に迫ることで、もしかすると流行を作り出すことも夢ではない…!?

気づきのアンテナを高めるきっかけを作ってくれる、そんな1冊です。

 

佐藤美友


2018年5月14日(月) 第18回

チームを前に進める会議


こんにちは!

税理士法人SYの色川大輔です。

皆さんはどんな時に本を読んでいますか。

私は、移動時間を読書の時間に充てることが多いのですが、この本を初めて見たとき、正直申し上げて題名といい見た目といい、少し手に取りにくいものを感じました。

 

このため、最初は避けていたのですが、ブックレビューの評判が良かったことや友人の薦めもあり、購入することとしました。


読んだ感想を一言で言うと、『買って良かった。』

今回紹介したいのは、「世界で一番やさしい会議の教科書」という本です。

ファシリテーション関連の書籍は複数読んでいますが、実践のしやすさではNo.1だと感じました。

 

仕事では、社内、お客様、パートナーとの協働が不可欠です。

しかし、本当の意味でチームとしての力を発揮するのは非常に難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。

意見がまとまらない、意見がなかなか出ない、スケジュール通り進まないなど様々な悩みがあると思います。

 

そのような課題・悩みに対する解決の一助となるのがファシリテーションだと思います。


この本は小説形式で、会議ファシリテーションの方法を日常の会議に当てはめて、段階的に紹介しているため、非常に理解がしやすい文章となっています。

また、すべてが実践を前提とされているため、実際の会議にも活用しやすいのも特徴です。


会議の教科書となってはいますが、複数人が集まる会議だけではなく、11の打合せ・相談にも活用できるものです。

周囲の方との協働を、より効果の高いものにしたいと考えている方には参考になる書籍だと思います。

 

チームの力を引き出すことは、組織にとっては共通の難題である一方、チームで働く醍醐味でもあると思います。

今後もファシリテーションについても勉強を続けて、社内はもちろん、お客様との協働もより効果の高いものにできるよう、努めて参ります。

 

理士法人SY 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔



2018年5月7日(月) 第17回

成功するために先ずは意識から!




初めまして、41日より入社いたしました新入社員の鈴木克成と申します。


今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。


 


今回は読む度に気を入れ直して頑張ろう!


という思いになれる自己啓発本をご紹介いたします。


 


『新・完訳 成功哲学』


 


この本の冒頭にて『「成功」の定義』を「成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つひとつ実現していく過程である。」と位置付けています。

 


著者ナポレオン・ヒルは自身の生きた時代において、この定義を体現した成功者(アンンドリュー・カーネギー、シューマン・ハインク夫人etc.)達を実例を交えて紹介しています。


 

本書で取り上げられている人物達は、初めから恵まれた環境があるわけではなく、苦しいことや逆境に直面しています。しかし、必ず目標を達成するという意識を持ち続け成功を収めました。

 


成功するために必要なことは、自分の行き先(目標)を認識し、自分の心を自身で理解し、これこそが自分のものだという確かな信念を持つ必要があると筆者は述べています。



必ず自分が成功するという、成功意識を持ち続けることによって心を強くする。


そして、目標をしっかりと具現化させることでそれを達成させていく。


 


この本の成功者の生き方を読んで、このようなプロセスの重要性を感じました。


つまりは、自分の心の持ち方次第で自分の意識・行動は変えることができるということであると思います。


 

逆境に立たされた時や目標に対して思い悩むことがあった際に、意識レベルから活力を出すためにお勧めの一冊です。


 


鈴木克成


2018年5月7日(月) 第16回

人として、女性として、生きること


こんにちは。

税理士法人SY 新入社員の佐々木日菜子と申します。


今回から『今読みたい本』に参加させていただくこととなりました。

これから宜しくお願い致します!


読書が苦手な私ではございますが、そんな私でも是非読んでいただきたいと思える本でした。


『わたしを幸せにする41のルール』


大人気美容家として多くの女性から支持されている神崎恵さんが、自身の人生の中で、どう覚悟し、何を選択してきたかを、詰め込んだ一冊です。





表紙を見てご察しいただけたかと思いますが、女性向けの本ではございますが、女性として、一人の人間として、妻として、母としていくつもの立場で生きていかなければならない、厳しく、ある意味独特な、女性社会だからこそ、私自身共感を得た部分が多々ございました。


人それぞれ、様々な人生があると思います。それに対して、共感も批判も様々あることは、社会では当たり前のことであると思います。

若いから挑戦するのではなく、何歳であっても、自分を見失わず、好きなものを追いかけ、挑戦し続けることが、生きている上で忘れてはならないものであるということを、この一冊を通して強く感じました。


4月から社会人としてスタートを切った私にとって、いっぱいいっぱいになることもある日々ではありますが、読み終わった後に、少し強くなれたような、背中を押されたような、そんな感覚になりました。


女性はもちろんのこと、男性にも是非手に取っていただきたい一冊です。


佐々木日菜子

2018年5月1日(火) 第15回

道をひらく ~自分だけしか歩めない大事な道ではないか~


昭和43年の発刊以来、累計520万部を超え、50年経った今もなお読み継がれる驚異のロングセラー『道をひらく』。


名著中の名著なので、ご存じの方も多いと思いますが、著者は、一代で松下グループを築き上げた「経営の神様」と言われる松下幸之助氏です。


自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集で、読めば誰でも心に残る言葉に出会うと思います。


なぜ、ここまで時代を超え、世代を超え、職種を超え、多くの人が本書を手に取り、勇気づけられ、成功への指針としてきたのか。

それは、この本には、時代を超えて生き続ける普遍の真理が書かれているからです。



失敗して落ち込んでいる時、人間関係で悩んでいる時、自信を失った時、経営で行き詰まっている時、生きる目的を見失った時、本書のどこかの頁が、その解決の道筋を示してくれるはずです。


「自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。(中略)いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。」


あらゆる年代、職種の人に役立つ、人生における永遠の座右の書としておすすめしたい一冊です。


公認会計士 青谷麻容子


2018年4月23日(月) 第14回

さよならネガティブモンスター





何度かこのページを担当させていただいておりますが、皆さま御察しの通り、私の紹介する本は少々毛色が違っております。



今回ご紹介致します本は、こちら。


 

『社会人大学人見知り学部 卒業見込』 若林正恭


著者の名前にピンと来た方も多いことでしょう。


この本は、お笑いコンビ・オードリーの若林さんが『ダ・ヴィンチ』にて連載していたエッセイに、加筆修正を加えて刊行されたエッセイ集です。


 


M-1グランプリで脚光を浴びたあの日から変わっていった環境、ネガティブな自分、社会人としての在り方って本当に必要なの?

若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごした彼が感じた社会との違和を、時には飲み込み時には突っぱね、一つ一つ解いて行く姿についつい引き込まれてしまう。そんな一冊です。

 


新たな環境に身を置くとき、それぞれが悩みにぶつかったり、社会とのギャップに狼狽えたり、それが普通のことなのかと心のうちにしまってみたり、そんな靄がつきものです。

その人が思ったことをつらつらと書いた文章というのは、読み手の心境によって与えてくれるものが大きく異なります。


こういったジャンルの本も、たまにはいかがでしょうか?


余談ですが、私は心から笑わせてくれるお笑いが大好きです。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


佐藤美友


2018年4月16日(月) 第13回

AI時代の職業的会計人のあり方



こんにちは!

税理士法人SYの色川大輔です。


最近、新聞・雑誌・ネットニュース等の様々な媒体で、AIにより将来代替される仕事が特集されています。


その特集の中で、会計士・税理士は、AIにより将来代替されると言われる仕事の代表格のような存在となっています。


実際クラウド会計は凄い進化を見せています。


弊法人もMFクラウドのゴールドパートナーとして普及に力を入れており、創業期の会社、飲食店・美容室等の業態を中心に積極的に活用を進めていますが、多くの会社は実際に経理業務を中心とした間接業務の大幅な効率化を実現しています。


 



将棋や囲碁では、名人クラスにもAIが勝ってしまう時代です。


クラウド会計の現在の進化を見ていても、将来的には会計事務所に頼らずとも、会計・税務業務を完遂できる会社は増えてくるのは避けられないでしょう。



そんな時代だからこそ、私たちは「職業的会計人のあり方」について、真剣に向き合っていかなければならないと思うのです。



そこで今回紹介させて頂くのが、『会計参謀』という書籍です。


この書籍では、会計参謀を会計と経営戦略をつなぐ経営人材と定義し、

ただの経理屋に留まるのではなく、会計と経営戦略の間をつなぐ存在になるべきと主張します。



会計士・税理士がAIに代替される職業と言われる一方で、AIに代替されないと言われる職業の1つが“経営者”です。


そして、その経営者が意思決定に当たり参考にする情報であり、経営者の評価指標でもあるのが、会計数値となります。


私たち職業的会計人の使命は、その経営者に対して、会計数値をただの数値としてではなく、経営者に対して経営戦略に有機的に結びついた情報にまで昇華させて提供し、経営の意思決定を支援すること、経営戦略に会計をつなげることにあると考えます。

 


皆様は、今後職業的会計人に何を期待し、何を求めますでしょうか。

ぜひご意見をお聞かせいただければ幸いです。



税理士法人SY 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔


2018年4月9日(月) 第12回

カルチャーを変えない限り、次のステージはない




「御社、採用関係では、ものすごく評判悪いですよ」


2014年、世界的なコンサルティング会社が、ある人材紹介会社の何気ない一言から、経営者自らが「絶対に会社を変えなればならない」と決意し、働き方改革『Project PRIDE」を旗揚げし3年足らずで、大きな成果を上げるに至った道のりが記されています。



残業時間、離職率、有給休暇取得率、



残業時間の大幅短縮、離職率の半減、有給休暇取得率UP、ハラスメント撲滅、人材多様化、女性の活躍推進・・・により、優秀な人材を獲得できるようになったばかりか、会社を変えることで業績向上も実現したという。





改革前のアンケートでは、社員から以下のような声が寄せられたという。


・遅くまで働いて、”がんばり感“を出す人が多い


・自己研磨、トレーニングの時間が少ない


・フレキシブルな働き方を許容しない雰囲気がある


・夜中に送られてきたメールに即返信することが尊ばれる


・良いものを作るためなら、いくら時間をかけても良いと思っている


 

長時間労働は美徳という時代は終焉を迎え、今までの延長線上では限界が見えている。


 

過去の常識を超え、カルチャーを変えない限り、次のステージはない。青谷貴典


2018年4月2日(月) 第11回

役割 Purpose - The reason that we work



新入社員が入社する4月、是非読んでいただきたい本です。



この本は、我々のグループ会社である株式会社SYワークスの代表取締役、佐藤芳直が、社会人として働きはじめてまだ数年の若い方々に向けて書いたものですが、発売以来、経営者から学生の方まで幅広く読まれています。



経営者が新入社員全員に読ませたいと、全員分ご購入されることも多いのですが、私のように社会に出て随分と年月が経った人間でも、読むたびに新たな気づきや学びがあり、繰り返し読みたい一冊です。



この本は、仕事をする上で、そして、これからの長い人生をより良きものとするために、大事な「心のあり方」について書かれています。この世に生まれた自分自身の役割とは何か、人間の本質とは何かを深く考えさせられます。



「人間、生まれたからには、必ず役割を持っている。ただし、その役割は、働くことによってしか果たせない。であるならば、一所懸命に働いて、自分の役割に一日でも早く気づけたとしたなら、それは幸せな人生だと思わないか?」佐藤代表の師匠である、船井総研の創業者、舩井幸雄先生の言葉に突き動かされ、その後の人生を大きく変えたこの言葉は、今も私の人生を大きく変え続けています。


今日一日、誰かの心の中に良い記憶を残す仕事ができただろうか。生きている限り、自問自答しつづけていきたいと思います。



公認会計士 青谷麻容子


2018年3月26日(月) 第10回

きっと、そんなに悪いものじゃない。


3月は、別れの季節、節目の月です。


この時季になると否応無しに思い出してしまうことがあり、花粉と戦う必要がない私は本の世界に入り浸っておりました。


『桜の下で待っている』 著・彩瀬まる


ふるさと、と聞いて皆様には思い浮かぶ場所がございますでしょうか。


大切な人がいる場所、


自分の生まれ育ったふるさと、


持てなかったふるさと。






東京、茨城、郡山、仙台、花巻、新幹線で北へ向かう五人の主人公のそれぞれの物語が、繊細な言葉で頭に流れ込んできます。


千本桜、アンパンマンミュージアム、宮沢賢治の童話村。


岩手県出身の私は「マルカンデパート」が出てきたときに、真っ先にあのソフトクリームが頭に浮かびました。(感動<食い気です。察してください。)


大人になると帰る機会も減り、ふるさとと疎遠になる方も少なくないかと存じます。


面倒だけれど愛おしい「ふるさと」に思いを馳せてみるというのも、素敵な時間だと思いませんか?


仙台は春の足音が聞こえ始めたばかりですが、ぜひ桜の花びらが散り行く前に読んでいただきたい一冊です。


佐藤美友

2018年3月19日(月) 第9回

チーム型経営への転換で事業承継を成長のチャンスに!


こんにちは!

税理士法人SYの色川大輔です。


近年、中小企業の事業承継が大きく注目されています。

日本の雇用の約70%を占める中小企業の円滑な事業承継を支援するため、政府も支援体制の整備に力を入れており、事業承継の支援拠点の各地への設置、補助金の創設や金融支援等、税制改正等の様々な取り組みを行っています。




事業承継で解決すべき問題は、相続等のお金の問題と、後継者育成や組織の整備等の経営の問題の2つに大別されます。


今回紹介させて頂く、『世代交代があなたの会社を強くする 事業承継の成功法則』では、主に経営の問題に焦点を当てて、事業承継の成功に向けたポイントが書かれています。





税理士法人SYでは、事業承継の支援を行うに当たり、「原点を承継し、経営を革新する」ことを最も重要視していますが、この点から著者の主張は非常に共感できるものでした。


著者の主張を要約すると、以下のようなものになると考えます。


事業承継には、まず歴史を土台として、経営理念やビジョンを共有する

   ⇩

共有化により、組織が動き出し始める

   ⇩

組織の自走をサポートする取組みや体制を整備

   ⇩

自立自走型の組織、チーム経営の実現


氷山理論でも言われていますが、目に見える部分だけでは、その企業を理解することはできませんし、真の意味での事業承継を行うことはできません。

その企業の歴史、歩みの理解を通して、経営者の理念やビジョン等の目には見えない部分を共有化してこそ、真の事業承継を行うことができます。


この本では、事業承継を行うに当たっての課題が体系的に整理されており、これから事業承継を検討されている方に参考になることはもちろん、ワンマン経営からチーム経営への移行を目指したいと考えている経営者の方にもお勧めできる書籍です。


私も事業承継を支援する者の1人として、参考になったのはもちろん、非常に刺激になった書籍でした。

税理士法人としてお金の問題の解決に寄与することはもちろん、「百年企業の創造」を経営理念とするSYグループの一員として、より企業の永続的な発展につながるサービスを提供できるよう、日々の学びを大切にしていきたいと思います。


税理士法人SY 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔



2018年3月12日(月) 第8回

成熟期を超える10年後の日本経済のカタチ

民泊のAirbnb、タクシー配車アプリのUber、クラウド会計サービスのマネーフォワード等に代表されるように、ITによって旧態依然の業界が一変している。

これに伴い、国境・産業・部署・技術の境界線がなくなっている。過去の延長でビジネスを考えてはいけないということである。

これまで企業はインフラづくりをしてきたが、規模の拡大は過去の成功モデルとして、これからは顧客の立場に立ったプラットフォームとして価値を発揮できるかがカギとなる。

あらゆる産業で成熟期を迎え業界再編が進んでいるが、業界の10年後の理想のカタチを予見するうえで役立て頂きたいと思います。青谷貴典

2018年3月5日(月) 第7回

生命と魂の燃焼

実業家、著述家、歌人であり、戸嶋靖昌記念館の館長を務める執行草舟さんと、書店「読書のすすめ」代表の清水克衛さんの対談本ですが、素晴らしい本です。


清水克衛さんには、S・Yワークスのセミナーにもご登壇いただいたり、出店いただいたりと、お世話になっておりますが、大変魅力的な方です。


そんなお二人が、仕事、愛、青春、読書、人生、生命、魂、生きるとはどういうことか。そして、その軸を築くための読書の大切さを説いています。


執行さんは言います。


「答えなんかじゃなくて、『問い』を見つけることが大切なんだ。自己に対する問題提起、疑問、それから人生でどんなことに体当たりすればいいのか、何を考えればいいのか。その材料を過去の偉大な人たちからもらうのが読書。で、その疑問を感じたまま人生を生き続ける。そうすると、疑問を持ち、何かの壁にぶつかり続ける人生になる。それしか自分をつくり上げていく道はない。」


つまり「人生は問い」なのだと。


本は「答え」ではなく「問い」を見つけるために読むものであり、その問いを抱いたまま、がむしゃらに生きる。もうぶつかるしかない。そうやって自分なりの答えが生まれてくる。そうしてつかんだものだけが、その人にとっての本物なのだと。


そして、人間の最大の価値というのは、自分の生命よりも大切な何かのために生きるとういことだと言います。自分が死んで、何ものかを生む。だから、なんのために死ぬのか、それを問い続けることが生命の本源的価値となるのです。


本の最初の部分しかご紹介できませんでしたが、読み進めると、ビシビシと心に突き刺さり、魂が震える言葉であふれており、終始シビレます。


何のために生きるのか、死ぬのか、考えさせられる、何度も読み返したくなる本です。まだ読んでいない方がいらっしゃれば、是非読んでいただきたい一冊です。


公認会計士 青谷麻容子



2018年2月26日(月) 第6回

ところが、忙しい時には、ねむい。



こんにちは。佐藤美友です。



表題に共感してくださった方、是非一度読んでみていただきたい。


私が今回紹介いたしますのは、


『〆切本』左右社編集部:編


でございます。

 

制約、期限、そして〆切。

生きていく上で出会わないことは無いこれらへの、苦悩や姿勢を綴った短編集となっております。

夏目漱石氏、江戸川乱歩氏、村上春樹氏…

著名作家のエピソードが90編以上も集められた〆切参考書は、行き詰まった時こそ読みたくなるような気がしています。(人はこれを現実逃避といいます。)

 

何度か読み返していますが、読むたびに心惹かれる一篇が変わっていくのもこの本の面白さの一つです。

私が今回おすすめしたいのは、米原万里氏の『自由という名の不自由』という一篇です。

ある程度の制約や窮屈さから新たな視点や気づきが生まれることを、改めて考えさせられます。

そして彼女は最後にこう綴りました。

 

「不自由な方が自由になれるのである。

 自由なはずが、結局、区別の付かない服を着て、同じ言葉遣いで、同じような番組を見て、似たようなものを食べている若者たちを見ていると、とくにそう思う。」

 

雑誌、テレビ、街中、あらゆるところに感じる既視感や不安の原因は、これだったのかもしれない。

この一文が、心に引っかかりました。

 

今はこんなこと やってるひまは ないんだがなあ

 

そう思った時こそ、お手に取ってみてはいかがでしょうか。


最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。


税理士法人S・Y 佐藤 美友


2018年2月19日(月) 第5回

真の働き方改革とは!?



こんにちは!

税理士法人SYの色川大輔です。



働き方改革が叫ばれる今、業務時間の短縮に取り組む企業が増加しています。


しかし、一律に業務時間を制限したり、有給休暇を取得させたりする取組みに、どこか疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。


 そこで今回紹介させて頂きたいのは、『チームの生産性をあげる』という書籍です。








実際、働き方改革として、業務時間を制限されたことにより、弊害が生じている会社も多いようです。


 持ち帰り残業が増えた。


 職場内でのコミュニケーションが減った。


 やりたい仕事ができなくなった。お客様の要望に答えられなくなった。


 

この疑問に対する回答の1つとして、著者のシンプルな主張は非常に参考になります。



ネガティブな時間を減らし、ポジティブな時間を増やす



著者は、生産性を「アウトプット÷インプット」と定義し、業務時間の削減だけでは生産性は向上しないとし、アウトプットにつながらないネガティブな時間を削減し、アウトプットを向上させるポジティブな時間を増やしていく意識が重要だと主張しています。


かつての私もそうですが、時間削減を強制されることに抵抗感を感じる方も多いのではないでしょうか。


一方で、もっと勉強する時間、家族との時間、趣味の時間が欲しいと感じている方も多いと思います。


この著者の主張のように、時間削減自体を目的とせず、付加価値を付ける仕事により注力するために、無駄・過剰な業務を削減すると考えると、削減という一見ネガティブに見える取組みも前向きに取り組むことができるようになります


こちらの本には、時間削減に向けたアイディアについても体系的に整理されている良書だと思いますが、真の働き方改革に重要な意識にも気付かされる1冊です。

 

無駄・過剰な時間を削減し、より楽しく、前向きな働き方をしていきましょう!


税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔



2018年2月13日(火) 第4回

遊びの中に仕事があり、仕事の中に遊びがある 


10年弱で100店舗100業態という飲食業界の常識では考えられない偉業を成し遂げた人。業界では知らない人はいないというほど有名な㈱ダイアモンドダイニング、松村厚久社長です。


東証一部上場会社の社長、圧倒的な情熱で飲食業界を革新し牽引するその人は、進行する若年性パーキンソン病と闘い続けていた。その異変は誰から見ても明らかであったが、社員にも親友にも誰にも言わず一人戦い続けていました。


「体の自由を奪われようとも、このクリアな思考回路がある限り、絶対に負けない。」


「世界で初めてパーキンソン病を克服した人間になってみせますから。」


ひとりの人間の計り知れない熱量、可能性を見ることができます。


が昨年11月に仙台での松村社長の講演に参加した際も松村社長は、不自由な体に悲壮感はなく、会場を笑わせ続け、そして、経営者として大事にしてきたことを語ってくれました。私自身もその姿に衝撃を受け、会計事務所業界のダイアモンドダイニングになりたいと思うほど影響を受けました。


全身全霊で挑む仕事があるという幸運。それは病にも打ち勝つ。


この秋には映画化も予定されているようです。青谷貴典


2018年2月5日(月) 第3回

「君たちはどう生きるか。」   

こんにちは。青谷麻容子です。


今回ご紹介させていただくのは、既にご存じない方はいないくらい話題となり、発売から4か月で100万部を突破したマガジンハウス出版の『君たちはどう生きるか』です。


この本は80年も前に、岩波書店の雑誌『世界』の初代編集長である吉野源三郎氏によって書かれたものです。当時日本は治安維持法下にあり、吉野氏は同法によって逮捕投獄され、執行猶予で釈放された時にこの本を書きました。監視下にあったため、児童書の体裁を借りて世に訴えたのが同書だったそうです。 それが今こんなにも売れているのは、今の日本社会の重苦しい雰囲気が当時とどこか重なる部分があるからかもしれません。


さて、舞台は1937年の東京。

主人公は中学生「コペル君」とその叔父さん。

世の中や生きる意味について次第に自らの頭で考え始めたコペル君を、叔父さんが導いていくというのが主なストーリーです。



心に響く沢山の言葉がありますが、その中でいくつかご紹介させて頂きます。


「沢山の書物を読み、偉人たちの思想を学ぶことも大切だが、最後の鍵は、やはり自分自身なのだ。自分自身が生きてみて、そこで感じた様々な思いをもとにして、初めてそういう偉人たちの言葉の真実も理解することができる。そこで肝心なのは、自分が本当に感じたことや、心をうごかされたことから出発してその意味をごまかさずに考えていくこと。そうすると、ある時、ある所で、ある感動を受けたという、ただ一度の経験のなかに、その時だけにとどまらない意味のあることがわかってくる。それが、本当の自分の思想となるのだ。」


「人間の一生のうちに出会う一つ一つの出来事が、みんな一回限りのもので、二度と繰り返すことはないのだということも、だから、その時、その時に、自分の中のきれいな心をしっかり生かしてゆかなければならないのだ。」


「僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りを犯すこともある。しかし、僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。だから、誤りから立ち直ることもできるのだ。」


そして、吉野源三郎氏は本の最後にこう問います。


「そこで、皆さんにおたずねしたいと思います。」


「君たちは、どう生きるか。」

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。公認会計士 青谷麻容子   

2018年1月29日(月) 第2回

「良い会社」「理想の会社」とは何か?   

       

日頃のご愛顧、誠にありがとうございます。

税理士法人SYの佐藤と申します。

 

先週から始まりました『今読みたい本』、二番手は私佐藤が担当させていただきます。

どちらかといえばネタに走りがちで人に薦められる本をあまり読まない私ではございますが、今回は立場を問わず是非読んでいただきたい本を選ばせていただきました。


理想の会社をつくるたった7つの方法 (日本でいちばん大切にしたい会社・サーベイ編) 」 坂本光司・渡辺尚 著 (あさ出版)


『人を大切にする経営学会』、ご存知の方も多いことと存じます。

百年企業の創造、欠かすことができないものは間違いなく「人財」です。

お金だけでは、設備だけでは、決して達成し得ないものがこの世には溢れています。


坂本先生のお話に心打たれたご経験がある方、

まだこの感動に触れられていない方、

経営者の方、

従業員の方、

これから就職活動に臨む学生の方。


働き方改革が叫ばれる中、本当に大切にしなければならないことは何かを教えてくれるこの本は、是非ともお手に取っていただきたい一冊です。

 

2017112日、幸運にも私は「人を大切にする経営学会」の東北支部設立/公開フォーラムに参加する機会をいただきました。最初にご登壇なさった坂本先生が仰った、「自然か、不自然か?」「誠実に生きている人のためになっているか?」を決断のものさしとする考え方が私の胸に突き刺さり、今でも何かを決めようとするたびに頭を過るのです。メモを取り続けて腕の感覚はなくなりましたが、このフォーラムは私に大きな影響を与えてくれました。

 

紹介させていただいた書籍に関しても、紹介したい言葉は山ほどございます。

ですが、皆様のフラットな心で読んでいただきたいというのが私の思いであり、この本に込められた願いのようなものを皆様それぞれの感覚で感じ取っていただきたいとさえ思うのです。

また、この書籍には「良い会社サーベイ」が巻末付録として掲載されています。

研究を重ねて生み出されたこのものさしを取り入れてみることで、真の働き方改革の一歩となることでしょう。

 

坂本光司先生は、2018317日に法政大学大学院政策創造研究科の教授としての最終講義にご登壇なさいます。

ご興味を持たれた方は是非一度、ご自身の目で、耳で確かめてみてはいかがでしょうか。


最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

次回の更新をお楽しみに!

 

税理士法人SY 佐藤美友

   

2018年1月22日(月) 第1回

返りと実行の繰返しで圧倒的に成長する!

こんにちは!

税理士法人SYの公認会計士・中小企業診断士の色川大輔です。


本年から税理士法人SYでは、『今読みたい本』と題しまして、我々が読書を通じて、新たな学びを得た書籍、業務への参考にした書籍、面白かった書籍など、分野を問わず様々な書籍を紹介させて頂きます。

少しでも皆様に楽しんで頂けたり、新たな学びへの参考になったりしますと幸いです。


 


それでは、今回私が紹介させていただくのは、

鬼速PDCA(クロスメディア・パブリッシング(インプレス)/冨田和成)という書籍です。




なぜ私が紹介する書籍の1つ目として『鬼速PDCA』を選んだかといいますと、

行動面で私が最も多くの影響を受け、様々なことを生活の中に取り入れた書籍だからです。


私はこの書籍に出会った当時、監査法人に入社して7年目となり、

上場会社や金融機関の現場主任に加え、採用担当を任せられるなど、仕事も相当忙しくなり、


「今やっていることは自分の夢や目標につながっているのか。」


「毎日が忙しくて、気づいたら1ヶ月が終わっている。」


など、様々な悩みを抱えていました。


そんな時に読んだ鬼速PDCAには、下記の記述がありました。



「振り返りの時間がないんですよね」という言い訳もいままで何百回も聞いてきた。
 しかし私が営業マンだったころは飲み会などのアポをわざわざ平日に入れて(金曜も気が緩んで深酒してしまうので避けていた)、週末はインプットと振り返りの時間にあてていた。土日を100%、自分の成長のための時間に当てられる人はそう多くはないだろうが、要は覚悟次第で時間はいくらでも作れるということを言いたいのである。
 おそらく振り返りが苦手な人は、立ち止まって考えるよりも汗を流して走り回っているほうが前に進んでいる印象を受けるのかもしれない。確かにそれはそれで「頑張っている充実感」はあるかのかもしれない。


 

おぉ。自分だ。。。。


自分の甘さを痛感した私は、とりあえず鬼速PDCAに書いてあることを1から試してみました。


そして、実行していく中で、最も自分に足りていなかったことは、振返りだということに気づきました。

目の前の仕事をこなすことに忙殺され、成果を確認したり、反省する時間を作れていなかったのです。


筆者は、PDCAを『前進を続けるためのフレームワーク』と定義し、

PDCAを鬼速で回していくことで、組織、個人ともに圧倒的なスピードで成長できるとしています。


そして、鬼速PDCAの特徴的なところは、PDCAの成否は計画の出来が大部分を占めるとしながら、

振返りの頻度を重要視しているところにあると思います。



これ以降、私は必ず毎朝「振返りの習慣」を持つようになりました。

毎日の振返りを始めたことで、私は必ず1日の計画を立てるようになり、以前と比較して目標を意識した行動の取捨選択も取れるようになってきたと思っており、忙しい中でも自分の成長を実感できるようになりました。


そして、毎朝の振返りは今でも続けています。


鬼速PDCAは、PDCAの理論に重点を置いた学術書ではなく、実践を重視したビジネス書です。

内容も濃厚なため、なかなか紹介したい点のすべては紹介できませんので、

私が鬼速PDCAを行う上での注意点を自身でまとめて携帯している資料を紹介させて頂き、締めとさせて頂きます

最後までお付き合い頂きありがとうございました。


税理士法人SY 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔