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今読みたい本

2018年9月18日(火) 第40回

不撓不屈

2018年8月27日(月) 第36回

こんにちは。青谷麻容子です。

権力は、抗う者には容赦なく牙を剥く──。
恐ろしいことだが、真実でもあると思う。

本書は、国家権力の弾圧に対し、断固闘いを挑み続け、遂に完全勝利した税理士・飯塚毅氏の物語である。

飯塚毅氏は、大蔵省キャリア官僚の誤りを指摘し、やり込めた経緯があり、そのために私怨を持たれてしまう。その後、中小企業のためにとった税務手法を否定され、脱税指南をしたとして刑事告発されることになる。

飯塚氏は当局を相手に訴訟を起こし、断固戦うが、横暴な大蔵キャリア官僚は、それを許しはしない。メンツのためだけに、飯塚氏の顧客に理不尽な税務調査を行い、遂には彼の事務所には検察の捜査までもが及ぶ。

あらゆる弾劾・圧力を受け、心身ともに疲弊していく中で、なぜここまで戦い続けることができたのか。そこには、禅の厳しい修行に裏付けられた信念があり、彼を信じる家族、師、多くの理解者がいた。

そして、何よりも、職業的会計人としての高い志と強い使命感が、彼を支えたのではないかと想像する。
この「飯塚事件」は、明らかに業界を変えた事件である。


ネゴシエーションが跋扈する業界に絶望した職業的会計人に、希望の光を与え、進むべき方向性を示し、誇り高く生きることを思い起こさせてくれた。

そのバトンを受け取ったこれからの業界を担う、我々職業的会計人は、先人が戦い続け、勝ち取ってくれた今に感謝し、さらなる高みを目指さなければいけないと思う。

公認会計士 青谷麻容子



2018年9月10日(月) 第39回

会社の命運は「キャッシュ」が握っている

2018年8月27日(月) 第36回

決算書を見る際、売上や粗利など、P/Lには当たり前のように目が行きますが、B/Sはどうでしょうか?

今回ご紹介致しますのは、『数字は人格』という本です。
著者は株式会社武蔵野の代表取締役社長・小山昇氏。経営コンサルタントとしてのご活躍をご存知の方も多いでしょう。

小山氏は本書の冒頭で、
「社員にとっては、お金を持っている社長、数字に強い社長だけが人格者です」
と述べられています。

数字が人格、お金が愛。
なかなかパワフルな言葉ではありますが、実際に経営が立ち行かなくなるのは手元にキャッシュが無くなったときです。
いざというときに困らないだけのキャッシュを持ち、そのキャッシュをつくるための数字を理解すること。この2つさえできれば、会社をつぶさず社員を幸せにできる、筆者はそう言い切っていました。


黒字か赤字か、P/Lにはもちろん目が行きますし、気にもします。
それはパッと見るだけでわかる成績表のようなものですが、会社のお財布をしっかり把握するにはB/Sをどれだけ理解しているかがカギになることは言うまでもないでしょう。

この本に書かれているのは、決算書の読み方ではございません。
どんな数字と向き合って、どんな数字を目指すのか。
先日資金繰り表を作成しながら、必ず身につけたい知識だと改めて感じました。
私も一つ一つ、向き合ってまいります。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

税理士法人S・Y
佐藤美友



2018年9月3日(月) 第38回

 ”図”を活用して頭を整理する

2018年8月27日(月) 第36回


こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。


今回紹介させて頂く書籍は、『頭がよくなる「図解思考」の技術』です。


全ての仕事の共通点の1つに、他人と協働する場面があることが挙げられます。
そして、徐々に責任ある仕事を任されるにつれ、自分以外の人と協働する場面が増えてきます。


皆さん、こんなことに悩んだことはないでしょうか?


・自分の言いたいことが伝わらない
・企画書や議事録を作成しても読んでもらえない
・そもそも自分が何を伝えたいかが分からなくなってくる


私も数年前、どうやってお客様へ説明するか、周囲の人間に意図を理解してもらって業務を進めていくかということに大変悩んでいた時期がありました。
その際、私がまずやったことは、ロジカルシンキングや文章の書き方の本を読むことでした。
それによって、自分なりにはとても文章力は改善したと思ったのですが、「相手に伝わるか」という点についてはほとんど改善しませんでした。


そんな中で出会ったのがこの書籍でした。


筆者は、下記のように主張します。
・キーフレーズの羅列の箇条書きでは理解できない
・情報の構造や関係性、問題点を把握するためには文章より「図」が圧倒的に有利

この書籍では、図解する技術を具体例を用いながら丁寧に解説しています。


学生時代、圧倒的に美術が苦手だった私でも活用できるものばかりで、文章だけになっていた以前よりも、周囲との協働がとてもスムーズになったと思います。


この書籍ではアイコン等の使用も提唱していますが、絵に対する苦手意識の強い私はそこまでやれていませんでした。
今回のコラムのためにこの書籍を読み直して、もう一度徐々にアイコンを使っていきたいなと思っています
私も忙しいことを理由にサボり癖がありますので、今度私がメモを取っていたら、ぜひアイコン使っているか確認して指摘してやってください。


今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!


税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔


2018年8月27日(月) 第37回

 嫌われる勇気

2018年8月27日(月) 第36回



こんにちは。税理士法人S・Yの佐々木日菜子です。

 


本日私がご紹介します本はこちら『嫌われる勇気 岸見一郎 古賀史健』

 


他者から嫌われること…

周りの目を気にしてしまうこと…


これらは常に頭や心のどこかにあることで、むしろ、これらを気にせずに生きていける人間は、そう簡単にいないかもしれません。

 

ですがこれは、日本人特有である他国人にはない謙虚な人間性が生んだひとつの性質でもあると思います。

 





会社、友人、家族…どの環境にいても、どの世界に飛び込んでも、当たり前のように存在する『対人関係』。

また、どうしても思い出してしまうような『トラウマ』。

誰もが一度は頭を悩ませたことがあると思いますし、私もその中にひとりです。


 

『これを言ったらこう思われるだろう…』『この人にこう思われているだろう…』という思い込みから負の連鎖が始まり、自分のための人生のはずが、周りを気にしてばかりで、他者の期待を満たすための日々になってしまします。

本書を通して、決して『誰かのために何かをする=誰かの期待を満たす』ではないということを思いました。


 

他者の目を気にしてしまったり、過去のトラウマばかりにとらわれてしまったりするあまり、自分の選択や幸せをも失ってしまう。一度きりの人生の中で、とてつもなくもったいないことをしていると思います。


 

その中で本書を通して、自分のために生きるためには、『嫌われる勇気』も必要であるという、全くの新感覚の新しい学びを得ることができました。

 

対人関係の悩み、そして人生の悩みをも打破するために、『嫌われる勇気』を持つ第一歩を私も歩み始めていきたいと思います。


 

 

佐々木日菜子

2018年8月27日(月) 第36回

 一つのことを追及する奥深さ

2018年8月27日(月) 第36回

 

こんにちは。


税理士法人S・Yの鈴木でございます。


 

本日ご紹介致します書籍は「正規の簿記の諸原則」という本です。


 

本書は株式会社TKC創設者の飯塚毅先生が1983年に初版を発行したものになります。


飯塚先生の出身校が福島高等商業学校(現:福島高校)とのことで、福島県福島市出身の私は少し親近感を抱きました。


 

本書の内容は、日本の企業会計原則の内、一般原則の1つである「正規の簿記の原則」を欧米諸国、特にドイツと日本国内外の多くの文献を基に研究、そして比較を行ったものです。




正規の簿記の原則は学生時代に学んだ簿記検定の範囲に含まれていた為、定義は知っておりました。

ですが、それは数行だけのものであり、これほどまでに深く研究と追及を行っているものを読むことはありませんでした。


 

本書を読んでいると、その国の歴史や法律、慣習によって1つの原則を取ってみても大きな違いがあることを感じさせられます。



また、著者は国内外を問わず参考文献で述べられていることに対して多くの反論を行っておりました。

自らの会計に対する考えが確立されているからこそ成せることなのだと思います。


 

禅哲学の実践者である飯塚先生は、「その見、師を越えて、初めて印可するに堪えたり」という言葉を紹介しております。

これは禅門の考え方であり、師を越えて初めて一人前になるという意味だとのことです。


師というものは越えるべき存在であり、目指すべきはその上なのだと自分なりに解釈致しました。


 

1つの原則をここまで深く追求している本書を真に理解するためには、まだまだ知識も経験も浅い私でございます。

また改めて読み返したときに更なる気づきや学びを感じ取れるような成長をしたい、そんな風に思わせてくれる1冊でございました。



鈴木克成

     

2018年8月27日(月) 第35回

「日本が戦ってくれて感謝しています~アジアが賞賛する日本とあの戦争~」     

2018年8月27日(月) 第35回

 

こんにちは。税理士法人S・Yの青谷麻容子です。

 

本書は、日本の軍事ジャーナリストである井上和彦氏の著書の一つで、15万部を突破したベストセラーである。


学校で教わることのない、またメディアが伝えない封印された日本の近現代史の真実か記されている。

 

西欧諸国の占領下で長年にわたり苦しんできた東南アジアの国々の解放のために、我々日本人の祖先たちが、どれほど力を尽くし、命を投げ打ってきたか。インド・マレーシア・フィリピン・パラオ・台湾・・・日本軍は、私たちの祖先は、激戦の中で何を残したか。


著者が、大東亜戦争の舞台となった地域を自らの足で歩き、現地の人々に取材する中で、見えてきた本当の日本人の姿を記したルポルタージュである。

 

「インドの国民軍を助けてくれたのは日本軍でした。インパールの戦争で6万人の日本兵士が我々のために犠牲となってくれたのです。我々インド人は子々孫々までこの日本軍の献身的行為を決して忘れてはいけないし、感謝しなければならないのです」SSヤダウ全インドINA事務局長談。


戦後、GHQによるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムという洗脳制作によって、日本人は軍隊や軍事を無条件に忌み嫌うようになり、植え付けられた贖罪意識から、「自虐史観」が我々日本人の心に深く根付いてしまっている。


この本は、戦後教育では教えられない、大東亜戦争中の先人たちの誇り高き真の姿を伝えてくれる。


祖国を守るため、愛する人、家族を守るために「後は頼む!」と言って、飛び立った幾重もの命。どれほどの想いの果てに今の日本があるのかということを、私たちは知る責務がある。そして、日本人としての自信と誇りを取り戻すことが、今を生きる者の務めであり、それを次世代へ伝えていかなければならない。


日本人全員が読むべき本だと、私は思う。


公認会計士 青谷麻容子



2018年8月13日(月) 第34回

「職業としての上機嫌」とは

2018年8月13日(月) 第34回

もはや不機嫌は許されないー
この一文が目に飛び込んできた瞬間、私はハッとしました。

今回ご紹介致しますのは、齋藤孝氏の『不機嫌は罪である』という本でございます。

今まで、社会は不機嫌で回されていた部分がありました。
ムッツリとした表情は威厳があるものとして捉えられ、不機嫌を前面に押し出し、「この不機嫌な俺を見たくないならちゃんとしろ」と要求する。それが罷り通る時代でした。

しかし、今はどうでしょうか。
職場での不機嫌は「パワハラ」、
家庭での不機嫌は「モラハラ」、
不機嫌にはもはや何の力もございません。

表題に書かせていただいた「職業としての上機嫌」について、筆者は「情熱、責任感、判断力をもってそれを行うよう求められるもの」だと言葉を添えています。
本当に不機嫌というわけでなくとも、相手からどう見えるかがすべてですから、上機嫌でいるというのは自らの意識によって「上機嫌の状態を作っていくこと」に等しいのです。


誰でも容易に情報の発信・収集ができ、不用意に発せられた不機嫌な言葉で溢れた時代、これは同時に、他者の不機嫌に傷つきやすくなっている一方で24時間攻撃性を発揮できる現代を作り出しました。

不機嫌は性質ではございません。誰にでも克服できるものです。
気分をコントロールすることは立派な知的能力の一つだと、齋藤氏も述べられています。
自分が上機嫌でいることで周りも上機嫌に変えられるよう、私も振る舞いを見直さねばと気持ちが引き締まりました。

詳しいヒントや解決法は、本書の中にたくさん散らばっています。
自分に違和感を覚えたときに、ぜひお手に取っていただきたい一冊です。

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

税理士法人S・Y
佐藤 美友

2018年8月6日(月) 第33回

経理屋から会計参謀への道~気付き編~
2018年8月6日(月) 第33回

こんにちは!

税理士法人S・Yの色川大輔です。

先日、今後職業的会計人は、『会計と経営戦略をつなぐ経営人材たる会計参謀』となっていくべきとの考えを寄稿させて頂きました(第13回参照)。

そして、それは職業的会計人である私たちはもちろん、すべての会社の経理チームが目指すべき道であると考えていますし、すべての経理チームがそのような存在になるべくサポートしていきたいと思っています。

経理マンが『会計参謀になる!』と意気込んだとしても、大抵の経理マンは日常業務を多く抱えています。

労働時間は長くなりがちで、大半の会社では経理は残業が多い部署として、人事から目が付けられているものです。

(それだけならまだしも、社長や他の部署からは『なんでそんなに忙しそうにしているんだろう?』と疑問にさえ思われている場合も多いものです。)

業務が逼迫している中で、新たな行動を起こす場合、まずはしっかり目的を整理して、必要な行動を検討することが重要です。

この点、会計と経営戦略をつなぐためには何が必要かを考えてみると、大きく2つの要件があると考えます。

① タイムリーな経営数値の提供・・・経営者が欲しい時期に数値を提供できる

② 管理会計の高度化     ・・・戦略と結びついた意味のある数字を提供できる

しかし、限られた人員で運営する中小企業では、この2つを同時並行で行う人的余裕がないことが多いものです。

私は同時並行で進めることが難しい場合、まずは①から進めるべきであると考えています。

それは、①を進めることにより時間的余裕が生まれるため、②に費やす時間を作り出せることや、①から高度化への気付きが生まれることが多いからです。

今回、紹介させて頂く『「できる経理マン」と「ダメ経理マン」の習慣』という書籍は、できる習慣とダメな習慣とを比較する形となっているため、大変読みやすいうえ、多くの気付きを与えてくれます。

ただの事務作業の繰返しから脱却したい、ただの経理屋から脱却したいとの思いをお持ちの方は、自らの業務改善に向けた気付きの第一歩として、ぜひ一読することをお勧めします。

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔




2018年7月30日(月) 第32回

タスク管理で上手な時間の使い方を身に付ける
2018年7月30日(月) 第32回


こんにちは。

税理士法人S・Yの鈴木でございます。

最近、スケジュールを立てても、予定通りにタスクをこなせないことが増えてまいりました。

そんな自分をどうにか変えられないかと手にした1冊です。

できるだけシンプルで分かり易い内容の方がすぐに実践できるのではと思い、「幼稚園児でもできた!」というタイトルに惹かれ本書を読んでみました。

幼稚園児のいる家族の日常生活をもとに話が進む構成となっております。

タスク管理に必要なことを日常生活に置き換えて説明していくので、自分の中に落とし込み易い内容になっていると感じました。



例えば、おもちゃを片付ける時に1度、一箇所におもちゃを集めるという行動が出てまいりました。
タスク管理も同じで、片付けなければならないことを先ずは1つの場所に集める(書き出す)ことが最初に行うこととなります。

他にも、家計簿をつける際に先に毎月の固定費を考えるのと同じように、1日の時間も先に必要な時間を決めることが大切だと紹介されております。自由に使える時間がどのくらいあるのか、その時間を何に充てるのか考えられるようになることで、より時間の管理が適切に行えます。

また、リマインダー機能を活用したタスク管理はとても有用だなと感じました。習慣化したいけど忘れがちになってしまうことを、携帯のリマインダー機能を設定することで、強制的に定時に確認するようにできます。意識するだけでは習慣化することが難しい場合にはこういった方法も効果的なのではないかと思います。

本書で得たタスク管理の方法を学びで終わらないよう、しっかりと実践して日々の業務に生かしてまいりたいと思います。

鈴木克成




2018年7月30日(月) 第31回

今日が人生最後の日だと思って生きなさい
2018年7月30日(月) 第31回




こんにちは。

税理士法人S・Yの佐々木日菜子です。


今回私が紹介します本は、

『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』小澤竹俊



本書の冒頭は『人には必ず生きている意味がある』


では『自分の生きている意味はなんだろうか』


と、まずふと思いました。

これは誰もが一度は考えたことのあることではないでしょうか。


やはり自分が生きていることの意味を考える一冊でしたが、それ以外のことにも注目してしまいました。


 他人の話にいつの間にか、自分の体験やアドバイスを入れてしまうという文章です。これは、知らず知らずのうちに、自分でもやってしまっていることです。それが例え、相談事であっても、結局は後押ししてもらいための言葉と気づかなければならないということ。喉元まで出かけていても、相手の言葉を聞き入れることが必要だと思います。


これまでの価値観に基いて、大事だと思ってきた何かを手放したり、誰かに委ねたりすることで、本当の大切なものを感じる場面があるのかもしれません。


ごく当たり前のように明日のことを考えたりしますが、それはどうなるかはわかりません。嘆くことをやめて、あらゆることや苦難さえも受け入れて、一日一日を丁寧に生きたい。そのためにも「今」を大切にしなければと改めて思える一冊でした。


佐々木日菜子




2018年7月23日(月) 第30回

上司の哲学~部下に信頼される20の要諦~
2018年7月23日(月) 第30回


本書は経営の神様ともいわれた松下幸之助の晩年の22年間、常にその傍らにあって直接に薫陶を受けてきた江口克彦氏が、松下の経営のエッセンスともいえる考え方を20項目にまとめ上げた、社長はもちろん、部下を持つ者全員の心得集である。


著者は、以下のように述べています。


「経営発展の大事な要因は、目に見える要因と目に見えない要因の二つある。
目に見える要因とは製品、技術、生産方法、販売方法、数字、あるいは工場や組織、体制、制度というものである。目に見えない要因とは指導者の使命感、哲学、考え方、雰囲気などである。-中略-この二つの要因がバランスよく機能してはじめて、経営の発展も可能になるのだが、晩年の松下幸之助を見てきて、企業を発展させる力は、目に見えない要因により大きなウエイトがあるように思われてならない。」



松下幸之助氏は松下電器を創業して間もない頃、250年後の夢をこう社員に語りかけていたという。


「松下電器の生産した電気製品を通じて日本を素晴らしい国にしたい。そのような願いの実現を我々が十世代にわたって熱心に目指していくならば、250年後には相当の成果が上がるだろう。私は松下電器をそういう会社にしたいんだ。」


これについて、著者は社員に夢を与えることの大切さについて、こう述べている。


「こんな壮大は夢を与えられた社員は幸せである。なぜなら、夢と志を示すことによって、社員の中にはプライドが生まれる。『私は素晴らしい夢を持った会社の一員なのだ』という誇りを持つことができる。誇りを持つことによって自信が生まれ、苦しい峠を登り切る強さも生まれてくる。そして大きく気高い夢は、人生の素晴らしさも教えてくれる。」


壮大な夢は、とても一代で叶えられるものではない。次の代、またその次の代へと受け継がれ、いつか到達するものである。会社は、あくまでも社員の人間的成長の場であるとするならば、このように高い理想を与えられ、その実現に向かって懸命に努力することのできる社員は、大きく人間的成長を遂げ、豊かな人生を送ることができるのだと思う。

この本を読んでいて、舩井幸雄先生の逝去の報を受け、一番弟子であった、我が師、佐藤芳直が言った言葉を思い出した。「師の屍を乗り越えて、師の見たかった景色を見たい。師の求めん所を求めん。」


公認会計士 青谷麻容子




2018年7月17日(火) 第29回

「税理士」不要時代
2018年7月17日(火) 第29回


AIに取って代わられるー
そう言われることが多い会計業界において、目指すべき在り方とは何なのだろうか。



クラウド会計、マイナンバー制度、便利さの恩恵を受けるということは、人間が関与する領域が狭くなるということではないかと私は思います。



ではそんな時代に、税理士事務所はどういう存在であるべきなのでしょうか。


大家さんの悩みに寄り添うことを掲げる、税理士・司法書士・宅地建物取引士の渡邊浩滋氏が著した本書は、会計業界のみならず、AIの発展によって役割を失うであろう様々な業界に警鐘を鳴らしているように感じました。



お客様に求められていることは何か、ギブできるものは何か、目を背けることなく考えなければならないときが来たのです。

税理士事務所の一職員に過ぎない私がこのような本を紹介するのもどうかと思いますが、私自身も現実と向き合うという意味も込めて書かせていただきました。

AIを味方につけることで、より良いサービスの提供ができるはず。


そう信じて、これまで以上に丁寧に向き合っていく決意表明だと思っていただければ幸いです。


最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。


佐藤美友




2018年7月9日(月) 第28回

M&Aの新しい潮流とは!?
2018年7月9日(月) 第28回


こんにちは!

税理士法人S・Yの色川大輔です。


早速ですが、皆さんはM&Aに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。


ハゲタカ、乗っ取り、身売りなど、ネガティブな印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。


一方で、企業の新規事業展開の選択肢の1つ、事業承継の選択肢の1つとして、ポジティブな印象をお持ちの方もいらっしゃると思います。


それでは、これを買い手、売り手の視点から見た場合はどうでしょうか。

買い手のM&Aには、新規事業展開等のポジティブなイメージを持つ一方、売り手のM&Aには身売り等のネガティブな印象を持つ方も多いのではないでしょうか。



今回は、売り手側がM&Aを成長戦略として活用するという、M&Aの新しい潮流を描いた『どこと組むかを考える 成長戦略型M&A』という書籍を紹介させて頂きます。


私は、最初に本書の「成長戦略型M&A」というタイトルを見た時、“買い手側が成長を目指すM&A”について書かれた書籍だと思っていました。


しかし、本書では、「会社を売却することによって、自社を成長させることができる」とし、売り手側にとってもM&Aが成長戦略となることを説明するとともに、実際の事例を数多く紹介しています。



筆者が主張する売り手側のM&Aを成長戦略とする考え方のポイントは、 “会社を売る”と考えるのではなく、“成長するためにどこと組むか”の手段として捉えることにあります。


中小・中堅企業が自社で保有する経営資源には限りがあります。


しかし、例えば販売網であったり、豊富な資金であったりと言った、自社にない経営資源を有する買い手に株式を売却することができれば、買い手先の経営資源を活用し、自社を大きく成長させていくことができます。


実際、弊社に現在ご相談頂いている案件も、経営資源が不足している状況を脱するために会社の売却を検討している方が増えてきており、まさに成長戦略型M&Aの時代になってきていると実感しています。


経営資源の不足が、成長の壁の要因だと感じている経営者の皆様にとっては、売り手側のM&Aは、成長戦略の1つとして有効な手段になりうる可能性があります。


買い手・売り手共に、M&Aありきとなるのは良くないと思いますが、成長戦略の手段の1つとして、M&Aを選択肢に加えないことは、事業展開の可能性を狭めるものだと思います。


実務を行っていく中で、M&Aにはまだまだ抵抗感を感じている経営者の方も多いように感じています。

しかし、M&Aは事業承継の観点からも、成長戦略の観点からも、非常に有力な手段の1つです。
これを誤ったイメージで事業戦略から除外してしまうのはあまりに勿体ないと思います。


M&Aへの誤解を解消するような活動を、今後どんどん進めていければと思います。



税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔




2018年7月2日(月) 第27回

頭の中をスッキリさせて生産性をアップ

2018年7月2日(月) 第27回


こんにちは、税理士法人S・Yの鈴木克成です。

 「頭の中がごちゃごちゃしてしまって、整理がつかない」「集中したいのにすぐに他のことを考えてしまって、なかなか進まない」そんな思いのある方の解決の糸口になればと紹介いたします。


認知科学者の苫米地英人氏が脳科学の視点から人間の思考を紐解き、捨てるべき考え方というものを紹介していきます。


「感情」や「他人のモノサシ」、「これまでの自分」や「恐怖」等々が「捨てるべきゴミ」であると述べております。


 一喜一憂という言葉があるように、人はその時々で感情を変化させるものであり、それが人間らしさでもあると思っておりました。ですが、苫米地氏にすると一度ゴールを定めた場合においては、その感情すらも不要になる場合があるということです。



ゴールという目標達成のためには、そのためのパフォーマンスを落としてしまう感情は不要なのだなと本書を通して感じました。
一心不乱に1つの方向に意識を向けることが、集中力を高める方法なのだと思います。


また、文中で印象に残っている言葉に「時間は未来から過去へ向かって流れている」という表現があります。
未来は最高だと確信することで、過去も現在も最高だと思えるようになるという考え方にはとても共感が持てました。


思いの力というものはとても大きいものなのだなと感じます。
前向きに未来の自分を見つめることで現在、そして過去に囚われない自分というものが形成できるのではないかと思います。


自分の思い描く素晴らしい未来のために、常に前向きに、そして一心不乱に自分の技量を磨いていきたいなと思います。


鈴木克成




2018年7月2日(月) 第26回

自尊心を高める100個の項目

2018年7月2日(月) 第26回


こんにちは。


税理士法人S・Yの佐々木日菜子です。


本日、私がご紹介します本は、
『うまくいっている人の考え方 ジェリー・ミンチントン』


本書は『自尊心を高める』ことが、キーワードであり、うまくいくコツであるという、決して難しいことが書いてあるわけではなく、少しずつ実践が可能な100個の項目が書いてある一冊です。


本書の冒頭に、『自尊心は人生のほとんどすべての局面に大きな影響を与える』とあります。


自尊心とは何か…よく耳にする言葉ではございますが、様々な意味がある言葉であるということを、この一冊を通して学びました。



自分を大切にすること、自分を許すこと
他人と比べないこと、自分を信じること

口にするのは簡単ですが、決して容易なことではなく、実は難しいことだと思います。


そして本書は、内容を読んで理解するだけでなく、実践することが大事であり、100個の項目の中から、一つずつ実践してみる、
『順番は関係ないから、どこから読み始めてもいい』 という、なんとも不思議な始まり方の一冊でした。

お恥ずかしいながら、限定パッケージという言葉に目を惹かれ購入しましたが、もっと早くに出会いたかった…と、まず真っ先に思える一冊でした。


私も、本書にある100個の項目の中から、ひとつひとつ実行し、自尊心を育んでいきたいと思います。


佐々木日菜子



2018年6月25日(月) 第25回

言志四録 学べば吉

2018年6月25日(月) 第25回


「言志四録」は、江戸時代後期に儒学者の佐藤一斎が40年余りにわたって書いた語録で、指導者のバイブルと言われる名著です。


西郷隆盛や吉田松陰、坂本龍馬らが心酔した書で、幕末から明治にかけて多くの日本人の心の支えとなりました。とりわけ、西郷隆盛は「言志四録」を座右の書として逆境の中で書き写し、肝に銘じるように大切にしたそうです。


こういうと、難しい書のように思えますが、内容は非常に実用的です。


結果は準備が全て。今に集中する。捨てる勇気を持つ。など仕事をする上で心しておくべきことが記されています。


それ以外にも、リーダーの心得、人との付き合い方、学び方、生き方など、今を生きる私達にとって日々の生活に直結する大事なことが書かれています。


佐藤一斎の幅広い見識と実用的なアドバイスが詰まった「言志四録」を、著者の齋藤孝氏が分かりやすく解説し、図にすることでスーッと心に入ってきます。


一番心に残ったのは、一生学び続けるということです。学び、考え、行動し、挫折し、乗り越え、またそこから学んでいく。


人間の営みはその繰り返しで、全て自分で決め、自分の人生に責任を持ち、自分の人生をこの手で作っていく。そういう気概を持って今日からまた頑張ろうと思える一冊です。

公認会計士 青谷麻容子

2018年6月18日(月) 第24回

頭に来てもアホとは戦うな!

2018年6月18日(月) 第24回


見出しにどの文を用いるのか。

毎回悩みどころではございますが、この本に関してはタイトルが一番インパクト大なので、今回はそのまま使わせていただきました。


元政治家の田村耕太郎氏が著したこちらの本、最初読み進めている間は連続して出てくる「アホ」という言葉に果たしてアホとは何だったかしら、と謎の自問自答を始めてしまいますが、そこを乗り越えて出会えるのは、なんとも言えないスッキリ感。


「非戦の書」と謳うだけあって、マイナスを消化する方法を語りかけてくる…後ろ向きな発想を前向きに変えて行くことが楽しそう、そう思えたのならば勝ちなのです。



『戦うべき相手は人間関係で「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」だと思ってほしい。』


冒頭に書かれているこの一文を頭に入れて読み進められれば、読み終わる頃には自分の心が少しばかり軽くなっているような、そんな気持ちになれる本です。


おもしろきこともなき世におもしろく



これは本文でも紹介されている高杉晋作の辞世の句と言われているものです。


ないものねだりをしてエネルギーを浪費するよりも、少しでも自分の周りを面白く楽しくすることに時間とエネルギーを投入しよう!そう捉えてみると全てが意味あるものに感じられるようになるのかもしれません。


過激なタイトルに反して中々に繊細な内容も見られるこの本を、ストレスで胃に穴を空けてしまう前に読んでみてはいかがでしょうか?


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


税理士法人S・Y 佐藤美友




2018年6月11日(月) 第23回

17年間日本語への翻訳が許されなかった1冊

2018年6月11日(月) 第23回


こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

今回ご紹介させて頂くのは、17年間日本語への翻訳が許されなかったといういわくつきの1冊、『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』を紹介させて頂きます。

なぜ本書が長年日本で出版されなかったのか?

その理由は、本書内での著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントには下記の記載があります。

「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」

翻訳したら世界経済に影響を与える本ってどんな本なんだろうと思い、手に取ったのが本書との出会いのきっかけでした。

本書は、赤字工場の工場長である主人公が、TOC(制約理論)を活用して生産プロセスを改善し、利益を生む工場に生まれ変わらせていく過程を描いたビジネス小説となっています。

私は公認会計士試験の中で、TOC(制約理論)については勉強していましたが、本書を読むことで、自分が本当の意味ではまったく理解できていなかったことに初めて気が付きました。

知識は使えるようになって、初めて意味をなすと思います。
私は、全体最適、ボトルネック、スループット会計などの知識はありましたが、どうやって使うのか、どうやって実務に適用するのかが理解できていなかったことに、本書を通して気が付いたのです。

TOC(制約理論)は、『どんなに複雑なシステムでも、常に、ごく少数の要素に支配されている』という仮定から出発した経営哲学であり、組織を、事業を、生産プロセスを、業務プロセスを改善し続けるためのフレームワークを提供するものです。

もちろん、その対象は工場に限ったものではなく、すべての組織・業務に当てはめて考えることができます。

私たちが力を入れているお客様へのサービスの1つに『業務改善』があります。

今回は、本書のおかげで、TOC(制約理論)をただの理論としての知識ではなく、ようやく実務へつながるものとしてのイメージを膨らませることが出来たと思いますし、TOC(制約理論)の持つ汎用性・有用性は、工場だけではなく、私たちのメインフィールドである管理業務の改善の実務にも十分活かしていくことができると感じました。

今後とも理論書、実用書だけではなく、ビジネス小説や日々の経験からも学びを得て、知識の向上に努め、サービスの向上につなげていきたいと思います。

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔




2018年6月4日(月) 第22回

あなたは内向型?外向型?

2018年6月4日(月) 第22回


こんにちは、税理士法人S・Yの鈴木克成です。


今回ご紹介する本は、内向型の人がより良く人生を送るために役立つ本だと思います。

内向型とはそもそもどういったものなのかということですが、別な表現に変えるとインドアタイプの方を指す言葉だと解釈しています。

「内向型を強みにする」

冒頭にて、75%の人が外向型、残りの25%の人が内向型であり、数の少ない内向型は肩身の狭い思いをしており、そんな自分を変えようと思っている人が多いと述べられています。

その後「内向型」と「外向型」の人の特徴を思考の深い観点から挙げて、内向型の人がどんな性格を持ち合わせているのか説明していきます。その点から、その性格が変えるべきものではなく強みになるということを分かるような構成になっています。



かく言う私も、そんな25%の内向型のタイプだと思っている内の1人であり、具体例が多く出てくる中で、内向型の人の特徴がとても共感するところがありました。

 本書を読むまでは外向型になる方が人間関係をより良く築けるだろうなと考えておりました。ですが本書を読んだことで、ただ内向型な性格を変えるのではなく、その性格を活かした人付き合いをすればいいのだという前向きな気持ちになりました。

ぜひ、自分は内向型だなと思われる方に読んでいただきたい1冊となっております。

自分が内向型なのか外向型なのかよくわからないという方は、本書の中で質問に答えてどちらのタイプなのかを判定する診断テストもありますので試してみてはいかがでしょうか。

鈴木克成




2018年6月4日(月) 第21回

たまには、これでもいっか。

2018年6月4日(月) 第21回


こんにちは。

税理士法人S・Yの佐々木日菜子です。


真夜中、眠りにつく前、否応無しに考えてしまうことや思い出してしまうことが、誰しもあるかと思います。


この本は題名の通り、「真夜中に乙女が戦争する」お話ではございません。


真夜中に考えてしまうことや思い出してしまうことは、例えるならばまるで戦争のように飛び交うことだと、私はこの本を通して思いました。


この本の著者は、SNSでも若者を中心に人気を集め、多くのフォロワーがいる『F』という方です。


不思議なことに、Fさんから紡がれる言葉や文章は、深く難しいものが数々ですが、似たものが一つもなく、今まで聴いたことがない言葉達ばかりで、私はいつも心を掴まれております。


この本の、裏面の帯に書いてある言葉が私はとても好きです。


『風呂は風呂に入るまでがめんどくさいように、旅は旅に出た後あんまり後悔しないので割と行った方がいい。でも、それでも解決しない問題がある時、私たちは戦争するしかない』


行動する前は、不安に駆られたり、迷ったり、自問自答したり、どうしても行動するまでに時間がかかるものだと思います。


行きたいと思ったら、行ってみる。

やりたいと思ったことは、やってみる。

考えるのは、それからでもいいのかもしれません。


迷いや不安に打ち勝ち、行動する事からしか何も学べない、ということを改めて感じることができる一冊でした。


大事なのは『思ったら即行動!』

佐々木日菜子




2018年5月28日(月) 第20回

人が辞めない会社がやっている「すごい」人事評価

2018年5月28日(月) 第20回


著者は、人事を通じて数十人から500人規模に会社を成長させた経験を基に、独自の人事評価制度を開発し、「あしたのチーム」という会社を設立した高橋恭介氏です。


これまでの人事評価の常識を覆すような内容が詰まっています。人が辞めなくなった!利益が大きく増えた!採用力が上がった!生産性が上がった!と1000社以上で成果を出した法則が載っています。


最近、弊社でもお客様から評価制度構築のご依頼が増えています。すでに、評価制度があるものの十分に機能していなかったり、評価基準があいまいで何となく評価しているため社員が不満を持ちやすいなど、明確な評価基準をもっていないことで人が辞めてしまうという現象が起きているからです。


評価基準は、形式的に「あればそれでいい」というものではなく、社員に正当な評価を下すことで成長を促し、優秀な社員については定着率を上げるものにする必要があります。


本書は、社員に「正しい人事評価」することにより、結果として、採用力、定着力、育成力が一気に上がるということを、数々の実例を交え、紹介しています。

なぜ、正しい人事評価をすると採用力、定着力、育成力が上がるのか。どうすれば正しい人事評価を下せるのか。


評価制度を通じて社風や仕事の進め方にも変化が出て、その結果、採用力が上がったり、社員も会社も双方に納得のいく評価ができるようになったことで、社員の定着率が上がり、さらに社員の能力向上に結びつくからと著者は述べています。


世の中の多くの人事評価は、単に、「評価のための評価」で終わっているのが現状です。しかし、本当に必要な評価制度は、それが社員の成長に結びつくものでなければなりません。


社員が成長するための評価制度を構築し、経営者も、働く人も、幸せになる会社にしていくために、大変勉強になる一冊です。


公認会計士 青谷麻容子




2018年5月22日(火) 第19回

それ、なんで流行ってるの?

経理屋から会計参謀への道~気付き編~

2018年5月22日(火) 第19回


なんであれが流行りだしたのだろう。

そんな疑問を持ったことがある方は、少なからずいらっしゃるのではないのでしょうか?


著者は、2013年に「さとり世代」、2014年に「マイルドヤンキー」という言葉をご自身の著書で提唱し、ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートをした原田曜平氏。

朝の情報番組でもレギュラーを務める、若者の流行に精通した博報堂の社員さんです。

「そう、それ!」と言わせたものが心をつかむ、と原田氏はこの本の中で述べていらっしゃいますが、感覚として理解していることがたくさんの言葉たちで表現されている!そう、それ!と感動を覚えました。


この「そう、それ!」=「インサイト」は一般的に消費者の潜在ニーズなどと呼ばれますが、このインサイト、お笑い芸人は探すのがとても上手なのです。

またお笑いの話か…と思われたかもしれませんが、ついついクスっと笑ってしまうときは、そういうことあるある、と感じていますよね。


違和感に注目し、先入観にとらわれず、臆せず受け入れ、記憶すること。

インサイトを見つけ出すために必要な4つの能力は、日々の違和感に気づくことからスタートするようです。


自分の価値観だけに振り回されず流行の本髄に迫ることで、もしかすると流行を作り出すことも夢ではない…!?

気づきのアンテナを高めるきっかけを作ってくれる、そんな1冊です。


佐藤美友




2018年5月14日(月) 第18回

チームを前に進める会議

2018年5月14日(月) 第18回


こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

皆さんはどんな時に本を読んでいますか。

私は、移動時間を読書の時間に充てることが多いのですが、この本を初めて見たとき、正直申し上げて題名といい見た目といい、少し手に取りにくいものを感じました。

このため、最初は避けていたのですが、ブックレビューの評判が良かったことや友人の薦めもあり、購入することとしました。

読んだ感想を一言で言うと、『買って良かった。』

今回紹介したいのは、「世界で一番やさしい会議の教科書」という本です。

ファシリテーション関連の書籍は複数読んでいますが、実践のしやすさではNo.1だと感じました。


仕事では、社内、お客様、パートナーとの協働が不可欠です。
しかし、本当の意味でチームとしての力を発揮するのは非常に難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。

意見がまとまらない、意見がなかなか出ない、スケジュール通り進まないなど様々な悩みがあると思います。


そのような課題・悩みに対する解決の一助となるのがファシリテーションだと思います。


この本は小説形式で、会議ファシリテーションの方法を日常の会議に当てはめて、段階的に紹介しているため、非常に理解がしやすい文章となっています。

また、すべてが実践を前提とされているため、実際の会議にも活用しやすいのも特徴です。


会議の教科書となってはいますが、複数人が集まる会議だけではなく、1対1の打合せ・相談にも活用できるものです。
周囲の方との協働を、より効果の高いものにしたいと考えている方には参考になる書籍だと思います。

チームの力を引き出すことは、組織にとっては共通の難題である一方、チームで働く醍醐味でもあると思います。

今後もファシリテーションについても勉強を続けて、社内はもちろん、お客様との協働もより効果の高いものにできるよう、努めて参ります。


税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔




2018年5月7日(月) 第17回

成功するために先ずは意識から!

2018年5月7日(月) 第17回




初めまして、4月1日より入社いたしました新入社員の鈴木克成と申します。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。


今回は読む度に気を入れ直して頑張ろう!

という思いになれる自己啓発本をご紹介いたします。



『新・完訳 成功哲学』



この本の冒頭にて『「成功」の定義』を「成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つひとつ実現していく過程である。」と位置付けています。


著者ナポレオン・ヒルは自身の生きた時代において、この定義を体現した成功者(アンンドリュー・カーネギー、シューマン・ハインク夫人etc.)達を実例を交えて紹介しています。


本書で取り上げられている人物達は、初めから恵まれた環境があるわけではなく、苦しいことや逆境に直面しています。しかし、必ず目標を達成するという意識を持ち続け成功を収めました。


成功するために必要なことは、自分の行き先(目標)を認識し、自分の心を自身で理解し、これこそが自分のものだという確かな信念を持つ必要があると筆者は述べています。


必ず自分が成功するという、成功意識を持ち続けることによって心を強くする。


そして、目標をしっかりと具現化させることでそれを達成させていく。



この本の成功者の生き方を読んで、このようなプロセスの重要性を感じました。

つまりは、自分の心の持ち方次第で自分の意識・行動は変えることができるということであると思います。


逆境に立たされた時や目標に対して思い悩むことがあった際に、意識レベルから活力を出すためにお勧めの一冊です。



鈴木克成




2018年5月7日(月) 第16回

人として、女性として、生きること

2018年5月7日(月) 第16回


こんにちは。

税理士法人S・Y 新入社員の佐々木日菜子と申します。


今回から『今読みたい本』に参加させていただくこととなりました。

これから宜しくお願い致します!


読書が苦手な私ではございますが、そんな私でも是非読んでいただきたいと思える本でした。


わたしを幸せにする41のルール


大人気美容家として多くの女性から支持されている神崎恵さんが、自身の人生の中で、どう覚悟し、何を選択してきたかを、詰め込んだ一冊です。



表紙を見てご察しいただけたかと思いますが、女性向けの本ではございますが、女性として、一人の人間として、妻として、母として…いくつもの立場で生きていかなければならない、厳しく、ある意味独特な、女性社会だからこそ、私自身共感を得た部分が多々ございました。


人それぞれ、様々な人生があると思います。それに対して、共感も批判も様々あることは、社会では当たり前のことであると思います。


若いから挑戦するのではなく、何歳であっても、自分を見失わず、好きなものを追いかけ、挑戦し続けることが、生きている上で忘れてはならないものであるということを、この一冊を通して強く感じました。


4月から社会人としてスタートを切った私にとって、いっぱいいっぱいになることもある日々ではありますが、読み終わった後に、少し強くなれたような、背中を押されたような、そんな感覚になりました。


女性はもちろんのこと、男性にも是非手に取っていただきたい一冊です。


佐々木日菜子

2018年5月1日(火) 第15回

道をひらく ~自分だけしか歩めない大事な道ではないか~

2018年5月1日(火) 第15回


昭和43年の発刊以来、累計520万部を超え、50年経った今もなお読み継がれる驚異のロングセラー『道をひらく』。


名著中の名著なので、ご存じの方も多いと思いますが、著者は、一代で松下グループを築き上げた「経営の神様」と言われる松下幸之助氏です。


自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集で、読めば誰でも心に残る言葉に出会うと思います。


なぜ、ここまで時代を超え、世代を超え、職種を超え、多くの人が本書を手に取り、勇気づけられ、成功への指針としてきたのか。


それは、この本には、時代を超えて生き続ける普遍の真理が書かれているからです。


失敗して落ち込んでいる時、人間関係で悩んでいる時、自信を失った時、経営で行き詰まっている時、生きる目的を見失った時、本書のどこかの頁が、その解決の道筋を示してくれるはずです。


「自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。(中略)いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。」


あらゆる年代、職種の人に役立つ、人生における永遠の座右の書としておすすめしたい一冊です。


公認会計士 青谷麻容子

2018年4月23日(月) 第14回

さよならネガティブモンスター

2018年4月23日(月) 第14回



何度かこのページを担当させていただいておりますが、皆さま御察しの通り、私の紹介する本は少々毛色が違っております。


今回ご紹介致します本は、こちら。 


『社会人大学人見知り学部 卒業見込』 若林正恭

著者の名前にピンと来た方も多いことでしょう。

この本は、お笑いコンビ・オードリーの若林さんが『ダ・ヴィンチ』にて連載していたエッセイに、加筆修正を加えて刊行されたエッセイ集です。



M-1グランプリで脚光を浴びたあの日から変わっていった環境、ネガティブな自分、社会人としての在り方って本当に必要なの?
若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごした彼が感じた社会との違和を、時には飲み込み時には突っぱね、一つ一つ解いて行く姿についつい引き込まれてしまう。そんな一冊です。


新たな環境に身を置くとき、それぞれが悩みにぶつかったり、社会とのギャップに狼狽えたり、それが普通のことなのかと心のうちにしまってみたり、そんな靄がつきものです。
その人が思ったことをつらつらと書いた文章というのは、読み手の心境によって与えてくれるものが大きく異なります。


こういったジャンルの本も、たまにはいかがでしょうか?


余談ですが、私は心から笑わせてくれるお笑いが大好きです。 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


佐藤美友



2018年4月16日(月) 第13回

AI時代の職業的会計人のあり方

2018年4月16日(月) 第13回



こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

最近、新聞・雑誌・ネットニュース等の様々な媒体で、AIにより将来代替される仕事が特集されています。

その特集の中で、会計士・税理士は、AIにより将来代替されると言われる仕事の代表格のような存在となっています。

実際クラウド会計は凄い進化を見せています。

弊法人もMFクラウドのゴールドパートナーとして普及に力を入れており、創業期の会社、飲食店・美容室等の業態を中心に積極的に活用を進めていますが、多くの会社は実際に経理業務を中心とした間接業務の大幅な効率化を実現しています。



将棋や囲碁では、名人クラスにもAIが勝ってしまう時代です。

クラウド会計の現在の進化を見ていても、将来的には会計事務所に頼らずとも、会計・税務業務を完遂できる会社は増えてくるのは避けられないでしょう。


そんな時代だからこそ、私たちは「職業的会計人のあり方」について、真剣に向き合っていかなければならないと思うのです。


そこで今回紹介させて頂くのが、『会計参謀』という書籍です。


この書籍では、会計参謀を会計と経営戦略をつなぐ経営人材と定義し、
ただの経理屋に留まるのではなく、会計と経営戦略の間をつなぐ存在になるべきと主張します。



会計士・税理士がAIに代替される職業と言われる一方で、AIに代替されないと言われる職業の1つが“経営者”です。


そして、その経営者が意思決定に当たり参考にする情報であり、経営者の評価指標でもあるのが、会計数値となります。


私たち職業的会計人の使命は、その経営者に対して、会計数値をただの数値としてではなく、経営者に対して経営戦略に有機的に結びついた情報にまで昇華させて提供し、経営の意思決定を支援すること、経営戦略に会計をつなげることにあると考えます。


皆様は、今後職業的会計人に何を期待し、何を求めますでしょうか。
ぜひご意見をお聞かせいただければ幸いです。


税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔



2018年4月9日(月) 第12回

カルチャーを変えない限り、次のステージはない

2018年4月9日(月) 第12回



「御社、採用関係では、ものすごく評判悪いですよ」

2014年、世界的なコンサルティング会社が、ある人材紹介会社の何気ない一言から、経営者自らが「絶対に会社を変えなればならない」と決意し、働き方改革『Project PRIDE」を旗揚げし3年足らずで、大きな成果を上げるに至った道のりが記されています。


残業時間、離職率、有給休暇取得率、


残業時間の大幅短縮、離職率の半減、有給休暇取得率UP、ハラスメント撲滅、人材多様化、女性の活躍推進・・・により、優秀な人材を獲得できるようになったばかりか、会社を変えることで業績向上も実現したという。



改革前のアンケートでは、社員から以下のような声が寄せられたという。

・遅くまで働いて、”がんばり感“を出す人が多い

・自己研磨、トレーニングの時間が少ない

・フレキシブルな働き方を許容しない雰囲気がある

・夜中に送られてきたメールに即返信することが尊ばれる

・良いものを作るためなら、いくら時間をかけても良いと思っている


長時間労働は美徳という時代は終焉を迎え、今までの延長線上では限界が見えている。


過去の常識を超え、カルチャーを変えない限り、次のステージはない。青谷貴典


2018年4月2日(月) 第11回

役割 Purpose - The reason that we work

2018年4月2日(月) 第11回



新入社員が入社する4月、是非読んでいただきたい本です。


この本は、我々のグループ会社である株式会社S・Yワークスの代表取締役、佐藤芳直が、社会人として働きはじめてまだ数年の若い方々に向けて書いたものですが、発売以来、経営者から学生の方まで幅広く読まれています。


経営者が新入社員全員に読ませたいと、全員分ご購入されることも多いのですが、私のように社会に出て随分と年月が経った人間でも、読むたびに新たな気づきや学びがあり、繰り返し読みたい一冊です。


この本は、仕事をする上で、そして、これからの長い人生をより良きものとするために、大事な「心のあり方」について書かれています。この世に生まれた自分自身の役割とは何か、人間の本質とは何かを深く考えさせられます。

「人間、生まれたからには、必ず役割を持っている。ただし、その役割は、働くことによってしか果たせない。であるならば、一所懸命に働いて、自分の役割に一日でも早く気づけたとしたなら、それは幸せな人生だと思わないか?」佐藤代表の師匠である、船井総研の創業者、舩井幸雄先生の言葉に突き動かされ、その後の人生を大きく変えたこの言葉は、今も私の人生を大きく変え続けています。

今日一日、誰かの心の中に良い記憶を残す仕事ができただろうか。生きている限り、自問自答しつづけていきたいと思います。


公認会計士 青谷麻容子


2018年3月26日(月) 第10回

きっと、そんなに悪いものじゃない。

2018年3月26日(月) 第10回


3月は、別れの季節、節目の月です。

この時季になると否応無しに思い出してしまうことがあり、花粉と戦う必要がない私は本の世界に入り浸っておりました。

『桜の下で待っている』 著・彩瀬まる

ふるさと、と聞いて皆様には思い浮かぶ場所がございますでしょうか。

大切な人がいる場所、

自分の生まれ育ったふるさと、

持てなかったふるさと。



東京、茨城、郡山、仙台、花巻、新幹線で北へ向かう五人の主人公のそれぞれの物語が、繊細な言葉で頭に流れ込んできます。


千本桜、アンパンマンミュージアム、宮沢賢治の童話村。

岩手県出身の私は「マルカンデパート」が出てきたときに、真っ先にあのソフトクリームが頭に浮かびました。(感動<食い気です。察してください。)

大人になると帰る機会も減り、ふるさとと疎遠になる方も少なくないかと存じます。

面倒だけれど愛おしい「ふるさと」に思いを馳せてみるというのも、素敵な時間だと思いませんか?

仙台は春の足音が聞こえ始めたばかりですが、ぜひ桜の花びらが散り行く前に読んでいただきたい一冊です。

佐藤美友

2018年3月19日(月) 第9回

チーム型経営への転換で事業承継を成長のチャンスに!

2018年3月19日(月) 第9回


こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

近年、中小企業の事業承継が大きく注目されています。
日本の雇用の約70%を占める中小企業の円滑な事業承継を支援するため、政府も支援体制の整備に力を入れており、事業承継の支援拠点の各地への設置、補助金の創設や金融支援等、税制改正等の様々な取り組みを行っています。



事業承継で解決すべき問題は、相続等のお金の問題と、後継者育成や組織の整備等の経営の問題の2つに大別されます。

今回紹介させて頂く、『世代交代があなたの会社を強くする 事業承継の成功法則』では、主に経営の問題に焦点を当てて、事業承継の成功に向けたポイントが書かれています。



税理士法人S・Yでは、事業承継の支援を行うに当たり、「原点を承継し、経営を革新する」ことを最も重要視していますが、この点から著者の主張は非常に共感できるものでした。

著者の主張を要約すると、以下のようなものになると考えます。

事業承継には、まず歴史を土台として、経営理念やビジョンを共有する

   ⇩

共有化により、組織が動き出し始める

   ⇩

組織の自走をサポートする取組みや体制を整備

   ⇩

自立自走型の組織、チーム経営の実現


氷山理論でも言われていますが、目に見える部分だけでは、その企業を理解することはできませんし、真の意味での事業承継を行うことはできません。
その企業の歴史、歩みの理解を通して、経営者の理念やビジョン等の目には見えない部分を共有化してこそ、真の事業承継を行うことができます。

この本では、事業承継を行うに当たっての課題が体系的に整理されており、これから事業承継を検討されている方に参考になることはもちろん、ワンマン経営からチーム経営への移行を目指したいと考えている経営者の方にもお勧めできる書籍です。

私も事業承継を支援する者の1人として、参考になったのはもちろん、非常に刺激になった書籍でした。
税理士法人としてお金の問題の解決に寄与することはもちろん、「百年企業の創造」を経営理念とするSYグループの一員として、より企業の永続的な発展につながるサービスを提供できるよう、日々の学びを大切にしていきたいと思います。

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔



2018年3月12日(月) 第8回

成熟期を超える10年後の日本経済のカタチ

2018年3月12日(月) 第8回

民泊のAirbnb、タクシー配車アプリのUber、クラウド会計サービスのマネーフォワード等に代表されるように、ITによって旧態依然の業界が一変している。
これに伴い、国境・産業・部署・技術の境界線がなくなっている。過去の延長でビジネスを考えてはいけないということである。
これまで企業はインフラづくりをしてきたが、規模の拡大は過去の成功モデルとして、これからは顧客の立場に立ったプラットフォームとして価値を発揮できるかがカギとなる。
あらゆる産業で成熟期を迎え業界再編が進んでいるが、業界の10年後の理想のカタチを予見するうえで役立て頂きたいと思います。青谷貴典

2018年3月5日(月) 第7回

生命と魂の燃焼

2018年3月5日(月) 第7回

実業家、著述家、歌人であり、戸嶋靖昌記念館の館長を務める執行草舟さんと、書店「読書のすすめ」代表の清水克衛さんの対談本ですが、素晴らしい本です。

清水克衛さんには、S・Yワークスのセミナーにもご登壇いただいたり、出店いただいたりと、お世話になっておりますが、大変魅力的な方です。

そんなお二人が、仕事、愛、青春、読書、人生、生命、魂、生きるとはどういうことか。そして、その軸を築くための読書の大切さを説いています。

執行さんは言います。

「答えなんかじゃなくて、『問い』を見つけることが大切なんだ。自己に対する問題提起、疑問、それから人生でどんなことに体当たりすればいいのか、何を考えればいいのか。その材料を過去の偉大な人たちからもらうのが読書。で、その疑問を感じたまま人生を生き続ける。そうすると、疑問を持ち、何かの壁にぶつかり続ける人生になる。それしか自分をつくり上げていく道はない。」

つまり「人生は問い」なのだと。


本は「答え」ではなく「問い」を見つけるために読むものであり、その問いを抱いたまま、がむしゃらに生きる。もうぶつかるしかない。そうやって自分なりの答えが生まれてくる。そうしてつかんだものだけが、その人にとっての本物なのだと。

そして、人間の最大の価値というのは、自分の生命よりも大切な何かのために生きるとういことだと言います。自分が死んで、何ものかを生む。だから、なんのために死ぬのか、それを問い続けることが生命の本源的価値となるのです。

本の最初の部分しかご紹介できませんでしたが、読み進めると、ビシビシと心に突き刺さり、魂が震える言葉であふれており、終始シビレます。

何のために生きるのか、死ぬのか、考えさせられる、何度も読み返したくなる本です。まだ読んでいない方がいらっしゃれば、是非読んでいただきたい一冊です。

公認会計士 青谷麻容子



2018年2月26日(月) 第6回

ところが、忙しい時には、ねむい。

2018年2月26日(月) 第6回


こんにちは。佐藤美友です。


表題に共感してくださった方、是非一度読んでみていただきたい。

私が今回紹介いたしますのは、

『〆切本』左右社編集部:編

でございます。

制約、期限、そして〆切。
生きていく上で出会わないことは無いこれらへの、苦悩や姿勢を綴った短編集となっております。
夏目漱石氏、江戸川乱歩氏、村上春樹氏…
著名作家のエピソードが90編以上も集められた〆切参考書は、行き詰まった時こそ読みたくなるような気がしています。(人はこれを現実逃避といいます。)


何度か読み返していますが、読むたびに心惹かれる一篇が変わっていくのもこの本の面白さの一つです。
私が今回おすすめしたいのは、米原万里氏の『自由という名の不自由』という一篇です。
ある程度の制約や窮屈さから新たな視点や気づきが生まれることを、改めて考えさせられます。
そして彼女は最後にこう綴りました。

「不自由な方が自由になれるのである。
 自由なはずが、結局、区別の付かない服を着て、同じ言葉遣いで、同じような番組を見て、似たようなものを食べている若者たちを見ていると、とくにそう思う。」

雑誌、テレビ、街中、あらゆるところに感じる既視感や不安の原因は、これだったのかもしれない。
この一文が、心に引っかかりました。

今はこんなこと やってるひまは ないんだがなあ

そう思った時こそ、お手に取ってみてはいかがでしょうか。

最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。

税理士法人S・Y 佐藤 美友



2018年2月19日(月) 第5回

真の働き方改革とは!?

2018年2月19日(月) 第5回


こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。


働き方改革が叫ばれる今、業務時間の短縮に取り組む企業が増加しています。

しかし、一律に業務時間を制限したり、有給休暇を取得させたりする取組みに、どこか疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

 そこで今回紹介させて頂きたいのは、『チームの生産性をあげる』という書籍です。







実際、働き方改革として、業務時間を制限されたことにより、弊害が生じている会社も多いようです。

● 持ち帰り残業が増えた。

● 職場内でのコミュニケーションが減った。

● やりたい仕事ができなくなった。お客様の要望に答えられなくなった。


この疑問に対する回答の1つとして、著者のシンプルな主張は非常に参考になります。


「ネガティブな時間を減らし、ポジティブな時間を増やす」


著者は、生産性を「アウトプット÷インプット」と定義し、業務時間の削減だけでは生産性は向上しないとし、アウトプットにつながらないネガティブな時間を削減し、アウトプットを向上させるポジティブな時間を増やしていく意識が重要だと主張しています。

かつての私もそうですが、時間削減を強制されることに抵抗感を感じる方も多いのではないでしょうか。

一方で、もっと勉強する時間、家族との時間、趣味の時間が欲しいと感じている方も多いと思います。

この著者の主張のように、時間削減自体を目的とせず、付加価値を付ける仕事により注力するために、無駄・過剰な業務を削減すると考えると、削減という一見ネガティブに見える取組みも前向きに取り組むことができるようになります

こちらの本には、時間削減に向けたアイディアについても体系的に整理されている良書だと思いますが、真の働き方改革に重要な意識にも気付かされる1冊です。

無駄・過剰な時間を削減し、より楽しく、前向きな働き方をしていきましょう!

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔



2018年2月13日(火) 第4回

遊びの中に仕事があり、仕事の中に遊びがある 

2018年2月13日(火) 第4回


10年弱で100店舗100業態という飲食業界の常識では考えられない偉業を成し遂げた人。業界では知らない人はいないというほど有名な㈱ダイアモンドダイニング、松村厚久社長です。

東証一部上場会社の社長、圧倒的な情熱で飲食業界を革新し牽引するその人は、進行する若年性パーキンソン病と闘い続けていた。その異変は誰から見ても明らかであったが、社員にも親友にも誰にも言わず一人戦い続けていました。

「体の自由を奪われようとも、このクリアな思考回路がある限り、絶対に負けない。」

「世界で初めてパーキンソン病を克服した人間になってみせますから。」

ひとりの人間の計り知れない熱量、可能性を見ることができます。

私が昨年11月に仙台での松村社長の講演に参加した際も松村社長は、不自由な体に悲壮感はなく、会場を笑わせ続け、そして、経営者として大事にしてきたことを語ってくれました。私自身もその姿に衝撃を受け、会計事務所業界のダイアモンドダイニングになりたいと思うほど影響を受けました。

全身全霊で挑む仕事があるという幸運。それは病にも打ち勝つ。

この秋には映画化も予定されているようです。青谷貴典



2018年2月5日(月) 第3回

君たちはどう生きるか。

2018年2月5日(月) 第3回

こんにちは。青谷麻容子です。

今回ご紹介させていただくのは、既にご存じない方はいないくらい話題となり、発売から4か月で100万部を突破したマガジンハウス出版の『君たちはどう生きるか』です。

この本は80年も前に、岩波書店の雑誌『世界』の初代編集長である吉野源三郎氏によって書かれたものです。当時日本は治安維持法下にあり、吉野氏は同法によって逮捕投獄され、執行猶予で釈放された時にこの本を書きました。監視下にあったため、児童書の体裁を借りて世に訴えたのが同書だったそうです。 それが今こんなにも売れているのは、今の日本社会の重苦しい雰囲気が当時とどこか重なる部分があるからかもしれません。

さて、舞台は1937年の東京。
主人公は中学生「コペル君」とその叔父さん。
世の中や生きる意味について次第に自らの頭で考え始めたコペル君を、叔父さんが導いていくというのが主なストーリーです。


心に響く沢山の言葉がありますが、その中でいくつかご紹介させて頂きます。

「沢山の書物を読み、偉人たちの思想を学ぶことも大切だが、最後の鍵は、やはり自分自身なのだ。自分自身が生きてみて、そこで感じた様々な思いをもとにして、初めてそういう偉人たちの言葉の真実も理解することができる。そこで肝心なのは、自分が本当に感じたことや、心をうごかされたことから出発してその意味をごまかさずに考えていくこと。そうすると、ある時、ある所で、ある感動を受けたという、ただ一度の経験のなかに、その時だけにとどまらない意味のあることがわかってくる。それが、本当の自分の思想となるのだ。」

「人間の一生のうちに出会う一つ一つの出来事が、みんな一回限りのもので、二度と繰り返すことはないのだということも、だから、その時、その時に、自分の中のきれいな心をしっかり生かしてゆかなければならないのだ。」

「僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りを犯すこともある。しかし、僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。だから、誤りから立ち直ることもできるのだ。」

そして、吉野源三郎氏は本の最後にこう問います。


「そこで、皆さんにおたずねしたいと思います。」

「君たちは、どう生きるか。」

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。公認会計士 青谷麻容子

2018年1月29日(月) 第2回

「良い会社」「理想の会社」とは何か? 

2018年1月29日(月) 第2回


日頃のご愛顧、誠にありがとうございます。
税理士法人S・Yの佐藤と申します。

先週から始まりました『今読みたい本』、二番手は私佐藤が担当させていただきます。
どちらかといえばネタに走りがちで人に薦められる本をあまり読まない私ではございますが、今回は立場を問わず是非読んでいただきたい本を選ばせていただきました。

「理想の会社をつくるたった7つの方法 (日本でいちばん大切にしたい会社・サーベイ編) 」 坂本光司・渡辺尚 著 (あさ出版)

『人を大切にする経営学会』、ご存知の方も多いことと存じます。
百年企業の創造、欠かすことができないものは間違いなく「人財」です。
お金だけでは、設備だけでは、決して達成し得ないものがこの世には溢れています。

坂本先生のお話に心打たれたご経験がある方、
まだこの感動に触れられていない方、
経営者の方、
従業員の方、
これから就職活動に臨む学生の方。

働き方改革が叫ばれる中、本当に大切にしなければならないことは何かを教えてくれるこの本は、是非ともお手に取っていただきたい一冊です。

2017年11月2日、幸運にも私は「人を大切にする経営学会」の東北支部設立/公開フォーラムに参加する機会をいただきました。最初にご登壇なさった坂本先生が仰った、「自然か、不自然か?」「誠実に生きている人のためになっているか?」を決断のものさしとする考え方が私の胸に突き刺さり、今でも何かを決めようとするたびに頭を過るのです。メモを取り続けて腕の感覚はなくなりましたが、このフォーラムは私に大きな影響を与えてくれました。

紹介させていただいた書籍に関しても、紹介したい言葉は山ほどございます。
ですが、皆様のフラットな心で読んでいただきたいというのが私の思いであり、この本に込められた願いのようなものを皆様それぞれの感覚で感じ取っていただきたいとさえ思うのです。
また、この書籍には「良い会社サーベイ」が巻末付録として掲載されています。
研究を重ねて生み出されたこのものさしを取り入れてみることで、真の働き方改革の一歩となることでしょう。

坂本光司先生は、2018年3月17日に法政大学大学院政策創造研究科の教授としての最終講義にご登壇なさいます。
ご興味を持たれた方は是非一度、ご自身の目で、耳で確かめてみてはいかがでしょうか。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
次回の更新をお楽しみに!

税理士法人S・Y 佐藤美友



2018年1月22日(月) 第1回

振返りと実行の繰返しで圧倒的に成長する!

2018年1月22日(月) 第1回

こんにちは!
税理士法人S・Yの公認会計士・中小企業診断士の色川大輔です。

本年から税理士法人S・Yでは、『今読みたい本』と題しまして、我々が読書を通じて、新たな学びを得た書籍、業務への参考にした書籍、面白かった書籍など、分野を問わず様々な書籍を紹介させて頂きます。
少しでも皆様に楽しんで頂けたり、新たな学びへの参考になったりしますと幸いです。




それでは、今回私が紹介させていただくのは、
鬼速PDCA(クロスメディア・パブリッシング(インプレス)/冨田和成)』という書籍です。





なぜ私が紹介する書籍の1つ目として『鬼速PDCA』を選んだかといいますと、
行動面で私が最も多くの影響を受け、様々なことを生活の中に取り入れた書籍だからです。

私はこの書籍に出会った当時、監査法人に入社して7年目となり、
上場会社や金融機関の現場主任に加え、採用担当を任せられるなど、仕事も相当忙しくなり、

「今やっていることは自分の夢や目標につながっているのか。」

「毎日が忙しくて、気づいたら1ヶ月が終わっている。」

など、様々な悩みを抱えていました。

そんな時に読んだ鬼速PDCAには、下記の記述がありました。


「振り返りの時間がないんですよね」という言い訳もいままで何百回も聞いてきた。
 しかし私が営業マンだったころは飲み会などのアポをわざわざ平日に入れて(金曜も気が緩んで深酒してしまうので避けていた)、週末はインプットと振り返りの時間にあてていた。土日を100%、自分の成長のための時間に当てられる人はそう多くはないだろうが、要は覚悟次第で時間はいくらでも作れるということを言いたいのである。
 おそらく振り返りが苦手な人は、立ち止まって考えるよりも汗を流して走り回っているほうが前に進んでいる印象を受けるのかもしれない。確かにそれはそれで「頑張っている充実感」はあるかのかもしれない。


おぉ。自分だ。。。。

自分の甘さを痛感した私は、とりあえず鬼速PDCAに書いてあることを1から試してみました。

そして、実行していく中で、最も自分に足りていなかったことは、振返りだということに気づきました。
目の前の仕事をこなすことに忙殺され、成果を確認したり、反省する時間を作れていなかったのです。

筆者は、PDCAを『前進を続けるためのフレームワーク』と定義し、
PDCAを鬼速で回していくことで、組織、個人ともに圧倒的なスピードで成長できるとしています。

そして、鬼速PDCAの特徴的なところは、PDCAの成否は計画の出来が大部分を占めるとしながら、
振返りの頻度を重要視しているところにあると思います。

これ以降、私は必ず毎朝「振返りの習慣」を持つようになりました。
毎日の振返りを始めたことで、私は必ず1日の計画を立てるようになり、以前と比較して目標を意識した行動の取捨選択も取れるようになってきたと思っており、忙しい中でも自分の成長を実感できるようになりました。

そして、毎朝の振返りは今でも続けています。

鬼速PDCAは、PDCAの理論に重点を置いた学術書ではなく、実践を重視したビジネス書です。
内容も濃厚なため、なかなか紹介したい点のすべては紹介できませんので、
私が鬼速PDCAを行う上での注意点を自身でまとめて携帯している資料を紹介させて頂き、締めとさせて頂きます。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔

2018年1月22日(月) 第1回