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今読みたい本


2019年7月16日(火) 第77回 

田中真澄の88話

2019年7月16日(火) 第77回

こんにちは。
税理士法人S・Yの青谷麻容子です。

長いことすっきりしないお天気が続いている間に、7月もあっという間に折り返し地点となりました。エルニーニョ現象が漸く終息したとのことで、7月末には全国的にシャキっとした夏がやって来るようです。

さて、そんなすっきりしないお天気の中でも、いつも心を晴れやかに保つことができる「心構え」を磨くため、今回は、日本一の“やる気講演家”田中真澄先生の御著書「田中真澄の88話」をご紹介させて頂きます。

田中真澄先生は、人間の能力は①心構え(心的態度)、②知識、③技術の3つと捉えます。そして、この3つの要素の中でも、「心構え」は全体のウェイトの8割を占める最重要な能力で、「心構え」は日々磨いていなければ、人は困難に遭遇した時に挫折することになる、とおっしゃいます。

田中先生は、これを七転び八起きの起き上がりダルマの構造に例えて説明され、私はそれがとても腹に落ちました。
つまり、ダルマの内部の底には鉄の塊がついていますが、その鉄塊の重さはダルマ全体の80%に相当します。この重い鉄塊があるからこそ、ダルマは倒れても倒れても、すぐ起き上がることができるのです。
人も同じで、心構えは鉄塊に相当します。人間の全能力を100とした場合、心構えは80の価値・重みを持つ能力で、人間の生きる力を支える能力です。
私達は、この80%を占める「心構え」という能力を磨き続ければ、どんな困難に出会っても立ち直ることができるというのです。

では、「心構え」を磨くには、どうしたらよいのでしょうか。それには、「良き行動の習慣」と「良き考えの習慣」を身に付けることです。
そして、それは、「心構え」を支える3つの柱である、①積極性(前向き)、②明朗性(明るさ)、③利他性(思いやり)の分野で、それぞれ2つの習慣を実践することがポイントだと仰います。

本書では、この積極性、明朗性、利他性に関する88の言葉が紹介されています。毎日1語ずつ読んでも、1年で3回読み返せます。読んで、行動や考え方に落とし込んでいけば、自ずと「心構え」が磨かれるのではないでしょうか。まずは実践してみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

税理士法人S・Y 公認会計士 青谷麻容子


2019年7月1日(月) 第76回 

『私の人生は、信じられないほどの幸運に満ちていた』

2019年7月1日(月) 第76回

こんにちは。
税理士法人S・Yの佐藤美友です。

今回ご紹介いたしますのは、こちらの一冊です。

『ドナルド・キーン自伝』 著・ドナルド・キーン/訳・角地 幸男

この本を冬の終わりに購入し、時間を見つけてはコツコツと読み進めておりました。

2019年2月にこの世を旅立たれた偉大なる文化人ドナルド・キーン氏は、どのような生涯を過ごされてきたのか。
人財化セミナーで紹介されたこの方の生き様と言葉が頭から離れず、すぐに書店に走り、私は彼に関わる数冊の本を手に取りました。

初めての日本訪問、戦時の通訳としての経験、友との出会い。
「思い出すことのすべて」がまとめられたこの本を読み進めるにつれて、彼の人生をたどっているかのような感覚に襲われます。

増補新版として発売された文庫本には「日本国籍取得決断の記」が収録されているのですが、そこには以下のように綴られておりました。

『私はアメリカから退避するわけではなく、日本で一層の経済的成功を望んでいるわけでもない。

私の思いは、今まで受けてきた親切に応える謝意から生じたもので、生涯の最後を自分に最も愛着の深い人々と共に過ごしたいという望みなのである。』

恩を感じ、それをどうしたら返せるのかを一生をかけて証明できる方が、この世にどれほどいるのでしょうか。
尊敬できる人に出会うことができることも読書の醍醐味の一つです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


税理士法人S・Y
佐藤 美友

2019年6月24日(月) 第75回 

クラウド会計の真の強み

2019年6月24日(月) 第75回

こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

今回紹介させて頂くのは、『AI時代のサバイバル戦略 会計事務所のクラウド化マニュアル』という書籍です。

ITの発達によるAI化、RPA化の流れの中、将来無くなるとされる業務に必ず挙げられるのが会計・税務業務です。
そのような環境の中、どうしても既存の体制から抜け出せていない事務所が多いのもこの業界の事実です。

それには、ほとんどの会計事務所が中小事務所であることも影響しているかとは思います。
しかし、インターネットバンキングの普及、EDIの発達、電子レシートの実証実験の終了など、環境はめまぐるしく変わっており、これから先、ますますITの活用は進み、業界が一気に変わっていく可能性があります。

その中で1つカギになってくるのが、私は情報の一元化だと思っています。
本書で最も興味深くて共感できたのが、クラウドのメリットを“AI”による仕訳ではなく、“情報の一元化”に置いている点でした。

クラウド会計のホームページを見ると、言葉の響きが良いからかAIによる仕訳を売りにしている場合が多いように思います。
しかし、インターネットバンキングに代表されるように、現状はデータ連携の提供側の情報が限られているため、AI仕訳は実務的にはほとんど機能できていないといってもいいでしょう。

しかし、会計のクラウド化には大きなメリットがあります。
それは、他のITツールと連携させ、情報を一元管理することにより、入力業務を大幅に減らせることです。

本書は、会計事務所のクラウド化について記載された書籍ですが、会社のIT化に悩んでいる方にも非常に参考になる書籍かと思います。

現在クラウド活用による業務改善を事業の柱にしている我々にとって、学びにもなり、非常に刺激にもなる書籍でした。
どんどん学びを深め、より貢献できる我々になって参ります!

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔

2019年6月10日(月) 第74回 

石切り職人から学ぶ

2019年6月10日(月) 第74回

こんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木でございます。

皆様は3人の石切り職人の話をご存知でしょうか。
教会の建設地で、仕事をしている3人の石切り職人に対して、何をしているのかと聞いたところ。
第一の職人は、「これで暮らしを立てている」と答え。
第二の職人は、手を休めず、「国中で一番上手な石切りの仕事をしている」と答え。
第三の職人は、その目を輝かせ夢見心地で空を見上げて「教会をつくっている」と答えた。

この話では仕事の目的によって、仕事に対する心持ちが違っていることを示しています

今回ご紹介させていただく「仕事は輝く」は、この石切り職人の話を参考にした筆者が、仕事で大切な心得をストーリーにして伝えていくといった内容となっております。

石切り職人の主人公が、商人から仕事の秘法が書かれた巻物を購入するところから話が始まります。秘法は全部で5つ登場します。
①意識の持ち方で仕事は変わる
②自分を責めることに意味はない
③仕事には意味がある
④期待を超えることで信頼が生まれる
⑤原点に帰る

全ての項目で共通して感じたことは、意識を変えることで物事の見え方を変えることができるということです。

特に印象に残っているのが、①の意識の持ち方で仕事は変わるでは、専門家と自ら思うことで、仕事に対するモチベーションを上げ周りから学ぼうと意識し始めている主人公の姿が書かれており、自分も会計のプロとしての意識を持つことが大切であると改めて感じました。


鈴木克成

2019年6月3日(月) 第73回 

中小企業のためのM&A戦略

2019年5月27日(月) 第72回

こんにちは
税理士法人S・Yの橋本悠です。

中小企業のためのM&A戦略
損をしない会社売却の教科書

6月に入り初夏の香りが感じ取れる季節となりました。
事業継承は、現経営者が人生をかけてきた事業をどの様な形でタスキをつなぐかが大切だと考えます。
日本の課題でもある経営者不足を、改善するための手法の一つに事業承継があると考えます。
M&Aすなわち事業承継による後継者不足問題による売り手側の問題と事業拡大をスピードアップさせるための買い手側の問題があると考えます。
中小企業のM&Aの件数は、急速な増加傾向にありますが、どの様な内容、動きがあるのかを知る事により、選択肢の一つになれば良いかと思います。
本書の内容として、売却についての手順が書かれております。
どの様なM&Aアドバイザーが適任であるのか、どの様な進め方が最善策なのか、M&Aの入り口の内容が書かれております。
M&Aと言う大きな枠組みを、知って頂けるきっかけになり、なればいいと思えた一冊です。


税理士法人S・Y 橋本 悠

2019年5月27日(月) 第72回 

超バカの壁

2019年5月27日(月) 第72回

こんにちは。
税理士法人S・Yの青谷麻容子です。

5月も間もなく終わりますが、ここ仙台も青葉若葉が目に染みる好季節となりました。
先日、弊法人グループ会社のS・Yワークスが仙台で開催した未来への恋文セミナーに、あの養老孟司先生に御登壇いただきました。


80歳を超えてもお元気で、気さくで、歯に衣着せない歯切れのよい、お茶目な養老先生のすっかりファンになりました。

本日は、その養老孟司先生のベストセラー「バカの壁」「死の壁」に続く第3弾の「超バカの壁」です。

「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が、養老先生独自視点と鋭い切り口で書かれています。


「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。そのためのヒントが詰まった本書を読んだ後、視界が晴れた気分になりました。

「自分に合った仕事」なんかない。この言葉が、強く私の心の中に残っています。


仕事というのは、社会に空いた穴で、そのまま放っておくと皆が転んで困るから、ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんてふざけたことを考えるんじゃないと、先生は説きます。

そもそも、長年解剖をやっていた養老先生は、死体を引き取り、研究室で解剖し、それを御骨にして遺族に返すという解剖の仕事が合っている人間、向いている人間なんてどこにいるんだと。向き不向きの問題ではなく、解剖という仕事が社会にとって必要で、そういう穴があるから、それを埋めただけ。


合う合わないというよりも大切なのは、いったん引き受けたら半端な仕事をしてはいけない。とことんやる。そうやっていくうちに、自分の考えが変わっていき、自分自身が育っていく。それが仕事というもので、そうやって社会の穴を埋めていく中で、本気で働けば目の前に自分が埋めるべき穴は見つかると。
大いに共感し、余計なことを考えず前に進もうと思えた一冊です。


税理士法人S・Y 公認会計士 青谷麻容子



2019年5月13日(月) 第71回 

「a」の値を変えて何度も読みたい本

2019年5月13日(月) 第71回

こんにちは。
税理士法人S・Yの佐藤美友です。

今回ご紹介する本はこちら。
『バカの壁』 著・養老孟司
平成を代表するベストセラー、読んだことがある方も多いかと思います。

「日本には、何かを『わかっている』のと雑多な知識が沢山ある、というのは別のものだということがわからない人が多すぎる。」

第一章、 開いて数ページで出会ったこの文章に、私はガシッと心を掴まれました。
なぜこの文章に惹かれたのか、それは自分が抱いていた違和感を言葉で表されたと感じたからにほかなりません。
これにはタイトルにある「a」が大きく関わってくるのです。

養老先生は、脳の入出力を一次方程式で表現されています。
五感からの入力をx、運動系からの出力をyとし、脳の中の係数をaとすると、[y=ax]というモデルが考えられる、と。このaという係数を「現実の重み」、人によって非常に違っているものだと仰っています。

私には、「違和感」を覚えたときにどう言葉で表現したらよいのか探してしまう習性があるようです。

自分ではうまく表現できないあれこれを、本の中から与えられて拾うことも珍しくありません。
そういったことへの興味や関心が、「a」の値を大きく動かしてくれたのでしょう。
だからこそ、冒頭の文章に心惹かれたのではないかと思います。

わかっていると思い込むことの恐ろしさ。
情報があちこちに蔓延っている世の中に慣れきっていては、その恐ろしさすら忘却の彼方です。
『バカの壁』一冊をとっても、きっとその時の状況によって惹かれる箇所は変わります。
たかが数回読んだくらいで「わかった」などと、口が裂けても言えません。

変化し続ける「自分」と、変わらない「言葉」とが結ばれるタイミングで、得られる感動が変わっていくのが本の魅力の一つであると、改めて認識した一冊でした。
未来への恋文セミナーでお会いできるのが、ますます楽しみになりました!


税理士法人S・Y
佐藤 美友

2019年5月7日(火) 第70回 

事業承継の考え方~手段が先か、目的が先か~

2019年5月8日(火) 第70回

こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

今回紹介させて頂くのは、『専門家のための事業承継入門 事例で学ぶ! 事業承継フレームワーク』という書籍です。

私が本書に興味を持ったのは、本書が事業承継に関する手法の説明に重点を置いたものではなく、事業承継の本質をお客様の抱える課題を正しく見つけ、見つけた課題を解決していくこととしている点に共感を持ったからでした。

事業承継は、現経営者が人生をかけて育ててきた事業のタスキをつなぐことと言われます。
人生をかけて育ててきた事業の引継ぎが、単一の課題で終わることはありません。
事業承継は、必ず総合的かつ複合的な課題となります。

このように総合的かつ複合的な課題の場合、個々の問題に個別に対処してしまうと、
短期的な視点での意思決定になりやすかったり、部分最適の意思決定になりやすかったりします。

このような事態にならないためには、手法の選択から進めるのではなく、理想を描き、そこに向けた課題の識別から進めていくことが重要です。


目的が先か、手段が先かという話でもありますが、多数の関係者が関与する事業承継のような時こそ、目的を先に考えて意思決定をしていくことが必要です。

本書では、課題をフレームワークで整理するとともに、事業承継の3つの選択肢それぞれの課題を整理し、その後に解決策を列挙しています。
タイトルに“専門家のため”との記載もありますが、事業承継を検討されている方には、事例形式で読みやすく、考え方も参考になる書籍かと思いますので、事業承継にお悩みの方に対してはご一読をお勧めできる書籍です。


税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔





2019年4月22日(月) 第69回 

自分に合った思考法とは

2019年4月15日(月) 第68回

こんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木でございます。

本日ご紹介させていただくのは「深く考えるためのノート術」という本になります。

度々、思考法や管理法などの実用書をご紹介しておりますが、様々な手法を試してみて自分に合うものが何なのかを突き詰めてまいりたいと思います。

今回の本では、ノートを活用して思考を深めていく方法について紹介しております。推奨するノートはB5サイズで方眼のない無地の物です。適度な大きさで持ち運びしやすく、手帳サイズよりもたくさん書けるからとのことです。また、方眼があることで、綺麗に書こうびっしりと埋めようといあ思考が働いてしまうため、無地のノートの方をオススメしております。

記載方法ですが、まず自分がどうなりたいのかという目標を書き、そこに矢印をいくつかひっぱり、それを実現するためにはどうするのかを書きます、そしてまたそこに矢印を書きより行動に移すための方法を書いていきます。

ここで大切なのが、何も浮かんでいなくてもとりあえず矢印を書くということだそうです。そうすることで、何も書かれていない箇所をまた次見返した時に埋めようという思考が働きやすいからです。

この本の中で度々提唱されていることがあります。それは時間を置いて何度も見返すことです。今は何も良い考えが思いつかなくても、書くことで自分の意識の中に残り、もう一度見返した時に思いつく時があるからです。

思い浮かんだことを頭の中だけに留めておいては、数日もしない間に記憶から消えてしまうことが多いと思います。
ノートを自分の脳のハードディスクとして活用する方法が本書には書かれているのだと思います。

今後も様々な思考法を試して、自分にあった方法が何であるかを探り、ご紹介させていただければと思います。

鈴木克成





2019年4月15日(月) 第68回 

働くことへの様々な考え方

2019年4月15日(月) 第68回

はじめまして。4月1日より入社しました橋本悠と申します。
これからどうぞよろしくお願い申し上げます。

私が今回紹介させていただく本はこちらです。
「日本でいちばん楽しそうな社員たち」佐藤勝人(アスコム)

本書は、サトーカメラ株式会社が多くの失敗をしながらも、独自の解決方法を考え、成功していく実例が書かれています。
ものを売るとは何か、商売とは何か、人を育てるには何をすべきか、強みを生かすとはどういうことか。
働くとは何か、仕事とは何かを、考えさせてもらえる一冊です。

本書の中で私が一番印象に残っているのはカメラ屋に来る人は「カメラが欲しい」のではなく、「想い出を残したい」と言う部分です。

「カメラ屋だからカメラを売る」という発想ではなく、「お客様がなぜカメラ屋にくるのか」という視点が、多角的な視野であり、その視野は、時代業界を見るときに非常に重要な力です。
そんなエピソードと挑戦についてのお話を、本書でご覧頂きたいと思います。

また本書には、お客様との関わりについて、
『効率化にひた走る企業の多くは、当たり前の心の交流を見失い、自分で自分たちの商品価値を下げているのです。』
という文章が書かれています。


私たちはクラウド会計で業務の効率化を掲げていますが、お客様との心の交流を大切にしていかなければなりません。
そして、様々な変革期にも対応していけるようにしなければならないと考えます。


税理士法人S・Y 橋本悠





2019年4月8日(月) 第67回

人生の手引き書~壁を乗り越える思考法~
2019年4月8日(月) 第67回

本書は、一昨年前ご逝去された知の巨人、渡部昇一先生が次の時代を担っていく我々に遺した遺言書だったのだと、私は思います。

渡部先生は命の灯火が消えそうになる中で、私達にこう語りかけます。


「私も人生の中で大いに苦しみ悩んだが、振り返ればその時々に師と仰いだ先人たちの教えに何度も救われたのである。志をもった人、今、壁を前に佇んでいる人が本書を手に取り、私の"説教"が少しでも前に進むお役に立つのであれば、この上ない光栄である。」

「知の巨人」「稀代の碩学」「現代の賢人」と評される渡部先生が到達した、苦難を乗り越えるための思考法が、様々なシーンごとに63記されています。

脆弱な自分に気づいたとき 、壁を前に佇んだとき 、壁を乗り越えるための思考法 、世の中とズレを感じたとき 、重要な判断をしなくてはいけないとき、幸運を呼ぶ思考法 。

どの章も、若者は勿論、中高年にとっても人生の羅針盤となる教えで溢れています。

生きている限り、そばに置いて何度も読み返したくなる、勇気をもらえる一冊です。

税理士法人S・Y
公認会計士  青谷麻容子





2019年4月1日(月) 第66回

「深い人」「浅い人」の差は読書でつくられる
2019年4月1日(月) 第66回

こんにちは。
税理士法人S・Yの佐藤美友です。

平成も残すところわずかひと月、本日新元号が発表されるということもあり、なんだかそわそわ致しますね。
新年度の始まりということもあり、新たな道に進むという方も多いのではないのでしょうか。
税理士法人S・Yも、新たな仲間とともに春のスタートを切りました。
改めまして、今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。


さて、ご紹介したい本は様々あるのですが、今回はこのページの原点に立ち返り、こちらを選ばせていただきました。

『読書する人だけがたどり着ける場所』 著・齋藤孝

社会に出て、毎日何かしらの文字に触れている方がほとんどだと思います。
ですが、それは活字ですか?
スクロールするだけで入ってくるような情報ではありませんか?
お恥ずかしい話、毎日パソコンに向かっていることもあり、私自身圧倒的に後者が多いのです。


旅と読書と人との出会い。
先日の人財化セミナーでも語られた、学びに大切な要素の一つでもある読書ですが、専門書ばかりでは人格は育てられません。

「教養のある人生と、教養のない人生。どちらがいいですか?」

齋藤先生は、ご自身の授業で最初にこう尋ねるそうです。
私は前者がいい、そう望まずにいられません。

本を読みたくなる本、とでもいいましょうか。
ついつい本を買い足してしまいました。
これから変わりたいと思う方にぜひ、お手に取っていただきたい一冊です。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

税理士法人S・Y
佐藤 美友


2019年3月25日(月) 第65回

成果を上げる人になる
2019年3月25日(月) 第65回

こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

この週末、㈲ナレッジプラザ様が主催する『実践するマネジメント読書会』に参加させて頂きました。
読書会では、ドラッカー教授の著作を通して、参加者がマネジメントを実践的に学び、実際の仕事に活かすことが目的とされています。

今回仙台で開催されたベーシックコースの教材は『経営者の条件』、課題は『第2章 汝の時間を知れ』でした。
本書では、経営者とは成果を上げる人と定義し、第2章では、著者が成果を上げる条件の中でも最初に挙げている時間管理について記述されている章です。

著者は、時間は普遍的な制約条件であるとし、時間という資源がもつ特異的な性質について述べ、
成果をあげるための時間管理の基本は、①時間を記録する、②整理する、③まとめるの3つのプロセスにあると主張します。

限られた時間でどうやって成果を上げていくかは、経営者はもちろん、すべてのビジネスマンに共通する課題だと思います。
特にまとまった時間を取るというのは、様々な業務が同時並行に動いていくビジネスマンにとってはとても難しい課題です。

多くの経営者の皆様が勉強しているドラッカーの経営論、学ばなければいけないと思いながらもしっかり学ぶ機会をこれまで作れていませんでした。
これから毎月ある読書会を活用しながらしっかり学び、皆様へのお役立ちに繋げられるよう、自己研鑽して参りたいと思います。


税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔



2019年3月18日(月) 第64回

世界の偉人から学ぶ
2019年3月4日(月) 第63回

こんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木です。

本日ご紹介させていただくのは、

『読み聞かせ 世界を変えた人が、子供だったころのお話』という書籍です。

子供に読み聞かせをすることが趣旨の本ではございますが、歴史上の偉人100人以上がどんなことを成し遂げたのか、どういう成長過程の下で偉人になっていったのかが理解できる内容となっております。


「自分らしく生きること」「夢に向かってコツコツ努力すること」「苦難に負けない強さ」「思いやりの大切さ」の4つを大きなテーマとして、そのテーマに合った偉人を紹介していきます。


吉田松陰先生の目標をかがけた士規七則という、後に松下村塾の規則になったものを毎朝の朝礼にて読み上げております。

その中で、『人古今に通ぜず、聖賢を師とせずんば、則ち匹夫のみ』という言葉があります。
歴史に学ばず、聖人賢者を師と仰がねば人は忽ちつまらない凡人になってしまうという意味でございますが、歴史上の偉人を広く学ぶにはうってつけの書籍なのではないかと思います。


この中からさらに気になった人物を自叙伝等で掘り下げていくのも良いかと思います。

偉人が100人ともなると、名前は知っていても何を成し遂げた人物なのか知らない人も沢山おりました。


子供への読み聞かせが趣旨の本だからこそ、読み進めやすい構成になっておりますので、より理解が深められるのではないかと思います。また、大きな4つのテーマは大人になってからも大切な考え方だと思います。

ぜひご自身のために、あるいは読み聞かせをするお子様がいる方にお勧めさせていただきたい一冊です。


税理士法人S・Y

鈴木克成


2019年3月4日(月) 第63回

遺すもの、遺されるもの。
2019年3月4日(月) 第63回
こんにちは。
税理士法人S・Yの佐藤美友です。

期末のバタバタ、個人の確定申告の期限など、何かと慌ただしい3月ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回ご紹介いたしますのは『相続仮面』です。
先日『会計天国』について書かせていただきましたが、シリーズの最新作は相続・生前贈与・承継といった、事業をされている方ならば一度は考える問題がテーマとなっております。

自宅の相続、会社の後継ぎ、生前の話し合い、登場人物が置かれている立場は様々です。
ドロドロになりがちな相続をコミカルに、そしてドラマティックに綴られた一章一章に惹き込まれ、ついつい周りの人たちに進めてまわってしまいました。

自分が、あの人が、いなくなった未来の話をすることに抵抗を覚える方もいらっしゃるでしょう。
それでも、いつかは来てしまうその時をどう迎えるのか。
税制のことはもちろんですが、筆者が伝えたかったのはそれだけでは無いのだと、読み終えたときに自然と理解できました。

多くの方々が直面するであろう相続という問題に対して、物語という切り口から描いていく一冊。
既刊も合わせて、ぜひともお手に取っていただきたいシリーズです!

税理士法人S・Y
佐藤 美友

2019年2月25日(月) 第62回

経理屋から会計参謀への道 ~会計事務所に求められる業務の本質を考える~
2019年2月25日(月) 第62回

こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

AIの発達により、会計事務所の記帳代行や税務申告業務が減っていく中、会計事務所はより本質的な業務にフォーカスして力を投入していく必要があるでしょう。


そのような環境の中、今後間違いなく求められてくる業務の1つに、会計数値を経営に活用するためのサポートが挙げられます。

このようなサポートを高水準で達成していくために、我々会計事務所は「データを読み解く力」をもっともっと磨いていかなければいけないと考えています。


本書は、「理屈はもういい、欲しいのは実践のお手本だ」と表紙にもあるように、理屈よりも実践の際のポイントに重点を置いて説明があります。


本書では、まずデータ分析のアプローチとして、①データアプローチと②課題アプローチがあり、データアプローチになってはいけないことを説いています。

データ分析に限らず、どんな業務でもそうかもしれません。
どうしても目の前にあることに集中してしまい、本質や求められていることから実際の仕事が乖離してしまうことは常に気を付けなければいけません。

筆者によれば、課題アプローチは下記のステップで成り立ちます。

① 「課題」を決める
② 「問い」を決める
③ 使用する「データ」と「分析手法」を決める

上記のように、あくまでまずは課題と問いがあり、その後に必要なデータと分析手法が来ます。

私は現在、多くの会社様で経理業務の効率化の一環として、会計システムと他のシステムをつなげるお手伝いをしております。
その際にも、このステップは非常に重要です。

①課題:給与データなど同じ情報を、ネットバンキングと会計システムとに入力していて、大きな手間が発生している。
②問い:入力を1回だけにして、そのデータを活用できないか?
③手法:給与システムのデータを、ネットバンキング及び会計システムに取り込めるようにする。

我々専門家は、どうしても手法に寄ってしまう傾向がありますので、常にこのステップを考えながら、日々の業務に当たっていきたいと思います。

税理士法人S・Y 公認会計士/中小企業診断士 色川大輔


2019年2月18日(月) 第61回

タイムマネジメントからライフマネジメントへ
2019年2月18日(月) 第61回

みなさんこんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木です。

入社してもう少しで早1年となりますが、スケジュール管理がなかなか上手く出来ておりません。
改善するための参考として、今回紹介させていただく「A4用紙1枚に書き込むだけで、仕事も人生も全てが思い通りになるタイムマネジメントノート」が目にとまり読んでみました。

タイムマネジメントからライフマネジメントへ、と言った文言からスタートする本書ですが、マネジメントする対象は、本質的な部分では時間ではなく人生であり、より良い人生を送るためにタイムマネジメントを活用するとのことです。

では一体、A4用紙にどんなことを書き込んでいくのかというところですが、筆者の作成した専用のA4用紙使用していきます。

まず第1に今日のやりたいこと、目標を書き出し、1日の仕事から睡眠までの時間配分書き出し、最後にどういう仕事を行うのか記載して1日の予定を立てます。

そして1日の終わりに、振り返りを行います。
・どれだけ時間を各項目にかけたのか
・今日できたこととその理由
・できたことに対してどんな結果や変化があったか
・できなかったかこととその理由、どうすればできたのか
・今日得たもの、学んだこと
・明日以降でどう活かすのか
という項目を書き出していきます。

こういった時間の管理と振り返りを通して、より良いタイムマネジメントを実現してまいります。

やはり振り返りや復習が大切であり、その中身がどれだけ次に活かすことできる濃い内容になっているのかを考えることが必要なのだなと、本書を読んで改めて感じておりました。

あと1ヶ月ちょっとで入社して1年となりますので、質の高い振り返りを身につけられるようにしてまいりたいと思います。

鈴木克成

2019年2月12日(火) 第60回

国家と教養
2019年2月12日(火) 第60回
こんにちは。

税理士法人S・Yの青谷麻容子です。

1月も瞬きしたら終わり、2月も3分の1が過ぎてしまいました。年々、時が経つのが早く感じられ、このままだと、読みたいと思って買い込んである膨大な本を読めずに一生を終えてしまうのではないかと焦ります。

会計事務所は繁忙期真っ只中ですが、そんな中でも、これは是非読むべきだと思った本が「国家と教養」です。

著者は、言わずと知れた、ベストセラー「国家の品格」の著者、藤原正彦氏。

数年前、未来への恋文セミナーにご登壇頂いた時も、ユーモアたっぷりで、その魅力についつい惹きこまれてしまいましたが、本書でも藤原節は健在です。

正しい国家を形作るには国民一人一人に「教養」がなければいけないと藤原先生は説きます。「教養」とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力。

では、教養はなぜ必要なのか。

金融ビッグバン、新会計基準、市場原理、グローバル・スタンダード、民営化、規制緩和、リストラ、郵政改革、消費増税、TPPなど、教養が衰退したがゆえに、他国の真の狙いに気づかず、我が国がいかに他国に食い物にされてきたか。これは現在進行形ですが、教養のなき国民が国を滅ぼすということが、歴史を概観しながら分かりやすく書かれています。

では、教養を身につけるためにはどうしたら良いのか。

現代のわれわれが必要な教養とは書斎型の知識などではなく、現実対応型の情緒や形と一体となった知識である。情緒とはその人が生まれてからこれまでにどんな経験をしてきたかによって培われる心で、形とは日本人としての形。弱者に対する涙、卑怯を憎む心、正義感、勇気、忍耐、誠実など論理的には言えないが価値基準となる人間としての在り方である。と。
そして、教養の4本柱として人文教養、社会教養、科学教養に加え、情緒が入った大衆文化教養を加え、「現代にふさわしい教養」の在り方を提言されています。

教養なき国民こそが国を滅ぼす。肝に銘じ、教養ある国民になるべく、今日からわが身の在り方を正さねばと思う次第である。

税理士法人S・Y 公認会計士 青谷麻容子

2019年2月4日(月) 第59回

ここで数時間、仮眠を取らせてはいただけませんでしょうか。
2019年2月4日(月) 第59回
こんにちは!

税理士法人SYの佐藤美友です。


昨年の2月、私は『〆切本』という短編集をご紹介いたしました。

一年が経つのは早いもので、今年ももうそんな時期と思いながら、今回ご紹介しますのはこちらの一冊です。


『〆切本2』


そう、続編でございます。

表紙をめくり、真っ先に飛び込んでくる強烈なワードたちが興味を唆り、そのままペラリペラリと三百余頁。

この本の魅力は、手にとって開いて初めて本当に伝わるのかもしれません。


芥川龍之介をはじめとした文豪たち、水木しげるをはじめとした漫画家たち。

私のオススメは『蟹工船』でお馴染みの小林多喜二氏です。

読み終わった時についツッコミを入れてしまいました。


 ぜひともお手に取っていただきたいこの一冊、「はじめに」に書いてある一文をご紹介して締めさせていただきます。


「本は〆切という険しい壁を乗り越えてきた奇蹟の金字塔なのです。

 おお、〆切とともに歩んできたすべての本たち。

 わたしたちのヒーロー。

 ああ、いまも日本のどこかで〆切が誰かを追いかけている。

 本書をすべての勇者に捧ぐ。」


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!


税理士法人SY

佐藤 美友


2019年1月28日(月) 第58回

未来の銀行の姿とは
2018年12月25日(火) 第54回

こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。


今回の今読みたい本では、数年前に関係者の間で大変話題になった『捨てられる銀行』を紹介させて頂きたいと思います。


本書が話題になった当時、私はまだ前職の監査法人で金融機関監査に携わっていました。

その金融機関監査で、最も重要視されるといっても過言ではないものは、金融機関が行う債務者区分の判定の妥当性です。

経営者の方や経理関係のご担当者であれば、銀行が取引先を、『正常先』、『要注意先』、『破綻懸念先』・・・などとランク付けして融資判断を行っているというお話しは聞いたことがある方も多いと思います。

この債務者区分の判定は、金融庁が定めた金融検査マニュアルに従って、各行ほぼ一律に運用されているものでした。

判定では、一義的には過去の業績の推移、財政状況が最も重視され、将来に向かった経営計画も考慮する場合もあるものの、厳しい要件のもとで検討されていたものでした。

そんな中、森金融庁長官が打ち出した『金融検査マニュアルの廃止』、『事業性評価』等の方針は、当時大変な話題を呼び、同時に本書も大変な人気となりました。

その後まもなく、私は金融機関監査を行う立場から、顧問先企業様の資金調達を支援する立場へと真逆の位置に立つようになりました。
私は、同じく企業を支援する者として、金融機関の方々と共闘していくことを大変楽しみにしていました。

しかし、様々な場面で、各金融機関の方々と話していると、金融機関の皆様もまだまだ対応に悩んでおられるようです。

経営者としっかり話をして、企業や事業のことをしっかり理解して支援する姿勢を持たなければいけない状況は理解しつつも、まだまだ金融検査マニュアルに従った過去の業績に基づいた画一的な判断が基軸になっている方が多いようです。

昨年、金融検査マニュアルも正式に廃止されることが決まり、これから更に金融機関も変わっていくと思います。

企業経営にとって重要な役割を持つ金融機関が今後どのようになっていくのか、ぜひ企業経営者、幹部、経理担当者などの皆様にお手に取って頂きたい1冊です。

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔

2019年1月21日(月) 第57回

あの会社の利益の方程式とは
2018年12月25日(火) 第54回


こんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木です。

本日ご紹介させていただくのは、「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」という本です。

タイトルを一見すると、決算書を見るための実用書だと初めは思いました。

ですが実際は、「数字が読めない」と悩む人のために、無味乾燥な数字の羅列に見える決算書から、 その背景にある業界・企業ごとのストーリーを読み解く術を紹介する、という趣旨の本でした。

主に、実際の企業が出している決算書を例に取り、その売上がどのような事業の構成で成り立っているのか。利益率をどのように算出するのか。年次の売上の推移を比較して、どのような施策を行なうことでその企業が、他社よりも優位に立てているのか等々を紹介しております。

紹介する企業のメインは、インターネットを活用した事業のを行なっているところで、Yahoo!ショッピングや楽天市場から始まり、アリババ、ZOZOTOWN、LINE、携帯会社大手3社などです。


物を実際に自社で販売しているわけではない企業の儲けのカラクリというものを、決算書の数字や独自の方程式を用いて導き出しております。

本書を読み終えて、決算書を見るための実務的な知識というものは、やはりあまりなかったように感じます。

ですが、利益をどのように出しているのか、いまいちピンとこない、ネットを中心に事業を行なう企業がどのように利益を出すのか知ることができた点。今打ち出している施策がどういった狙いがあるのかをユーザー側で知ることができるというのは面白いなと思います。

また、どういった方程式で利益が増加していくのか仕組みを理解することは、企業の売上を見るために有用なことだと思います。

鈴木克成


2019年1月15日(月) 第56回

このまま今の会社にいていいのか?
2018年12月25日(火) 第54回


”元エリートサラリーマンの末路”

「大企業でなんとなく20年働いてきた人々。業績不振により、早期退職を選ばざるを得なくなる・・・。なんとか、生活水準を落としたくない。そう思って必死に転職活動する。しかし、上手くいかない。それもそのはず。よほど運が良くない限り、大企業でなんとなく20年働いていた人に「深い専門性」は身に付いていない。それでいてプライドは高く、小さな会社で働くことを内心では見下していた。当然、面接官がそれを見逃すわけはない。高い値が付くわけもなかった。つまり、転職は失敗。年収ダウンを覚悟して、小さなか会社に飛び込む。だが、小さな会社は、大企業ほど環境が整っていない。肩書も通用しない。結果、転職先でも思ったような活躍ができない。結局一年と持たずに環境のせいにして退職することになった。次第に、前の会社の同期会にも顔を出しづらくなった。人知れず、都心から消えていった・・・。」


日本の社会は、こういった人々を見て見ぬふりをしてきたのかもしれません。二人に一人が転職する時代です。もういい加減、転職についての考え方のアップデートが迫られています。必要なのは情報でもスキルでもなく判断軸(転職の思考法)という事です。


上司の顔を見て働くか、顧客(市場)を見て働くか。
生きる手段としての仕事か、目的としての仕事か。

意思決定とは何かを捨てることです。何かを捨てない意思決定など意思決定ではない。

目指すは、いつでも転職できる人たちが、それでも転職しない最強の会社です。

【自分の市場価値を知る10つの質問】
①会社を変えても、価値あるスキルをもっているか?
②そのスキルの「賞味期限」は?
③他の会社でも通用する「レアな経験」があるか?
④社内に、自分が会社を変えても、喜んで力を貸してくれる人が存在するか?
⑤その人たちは、意思決定の力があるか?
⑥社外に、自分のために喜んで力を貸してくれる人が存在するか?
⑦その人たちは、意思決定の力があるか?
⑧自分が属しているマーケットの「一人当たりの生産性」は高いか?
⑨自分が属しているマーケットに「将来性」はあるか?
⑩今後、どれだけ「自分の市場価値」に成長が見込まれているか?

【会社選びの3つの基準】
①マーケットのバリュー
②働きやすさ
③活躍の可能性


青谷貴典



2019年1月7日(月) 第55回

すらすら読める実用ビジネスノベル!
2018年12月25日(火) 第54回


謹んで、新年のお慶び申し上げます。
本年も税理士法人S・Yをどうぞよろしくお願い致します。
2019年最初の『今読みたい本』は、私佐藤がご紹介させていただきます!

大ヒット実用会計ノベル、『会計天国』
ご存知の方も多いのではないでしょうか?

事故死した公認会計士の資格を持つ経営コンサルタント・北条に天使Kがつきつけた復活の条件は、5人の男女を会計ノウハウで幸せにすることだったー

黒字なのに資金繰りに行き詰まってしまったアパレル会社、子会社の粉飾決算など、それぞれが直面している危機的状況を打破するため、ときにはオカマバーのママに、ときにはフィギュアに乗り移り、解決していくこの一冊は冗談抜きで一気に読めてしまいます。

物語の中に散りばめられた会計の知識をストーリーのキーとしながら読み進めて、最終章を読む頃には会計への意識も変わっていることでしょう。


どんな入門書よりも苦手意識なく入り込めるので、会計に抵抗感のある方にこそぜひ読んでいただきたい一冊です。
なんと文庫本で手に入ります!

このように、本年も今読みたい本を個性を出しながらご紹介させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


税理士法人S・Y
佐藤美友

2018年12月25日(火) 第54回

歴史を学ぶということ
2018年12月25日(火) 第54回


こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。


本年も終わりに近づいて参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
来年の2019年は天皇陛下の譲位、そして元号が変わる歴史的な1年になります。


そんな歴史的な1年を迎えるに当たり、ぜひお薦めしたいのがこの1冊です。
本書からは、日本の教育システムでは学ぶことができない日本の歴史の事実を学ぶことができます。


私は、学生時代から歴史好きでありましたが、本書に出会って、自分の勉強不足を大変恥じたことを鮮明に覚えています。



日本の学校教育で学ぶ歴史は、第二次世界大戦等の時代を負の歴史と捉え、反省ばかりを求めすぎる風潮があります。しかし、それは歴史をある1面からだけみたものであって、それだけが真実ではないのです。

学校教育だけで教えられた歴史しか知らない人が本書を読むと、日本という国がもっと好きになり、誇りを持てるようになると思います。

下記のようなことが気になった方は、ぜひご一読ください。

・なぜ日本はこんなにも世界から信頼されているのか?
・ゼロ戦のパイロットはどんな人たちだったのか?
・世界で初めて人種差別を撤廃した国は?


税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔


2018年12月17日(月) 第53回

5W1Hの思考法
2018年11月5日(月) 第47回
こんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木克成です。

5W1Hと言えば、いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)といった、分かり易く情報を伝えるために必要な要素です。


本書では、W h e n W h e r e W h o W h o m ) 、 W h y W h a t H o w H o w m u c h / H o w m a n y )をそれぞれ 、 「時間 ・過程軸 」 「空間 ・場所軸 」 「人物 ・関係軸 」 「目的 ・理由軸 」 「事象 ・内容軸 」 「手段 ・程度軸 」のコンセプトととらえ 、視野を広げ、ヌケモレを防ぐツールとして、使用するとのことです。


また、思考をする中で、何をするのか、どうやるのかという、手段の前に、why(なぜ)があります。


ですが、いつも認識しているレベルから一段 、二段高いところにある 、より上位の目的やゴ ール 、真のニ ーズを押さえる 「B i g W h y (どうありたいか)」を考えることで、より本質的な課題を見つけることができるとあります。


私は5W1Hの思考を上手く使えていないがために、本質とは違った方向に業務を進めてしまうことや、伝えてしまうことが日々あると思います。


5W1Hの思考法をより自然に使用して、より視野を広げ深く物事を考えられるようにしてまいりたいと思います。


税理士法人S・Y 

鈴木克成


2018年12月10日(月) 第52回

会津藩 什の掟~日新館が教えた七ヵ条~
2018年11月5日(月) 第47回
こんにちは。
税理士法人S・Yの青谷麻容子です。

大河ドラマや、ベストセラーの「国家の品格」で紹介され、多くの人に知られるようになった「什の掟」。

これは、江戸時代に会津武士の子弟が徹底的に叩き込まれた武士の心得のことです。
一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言を言うことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいじめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

「ならぬことはならぬものです」

最後のくだりは、会津武士の精神に通じるくだりとして広く知られています。
「ならぬことはならぬ」、つまり、「ダメなものはダメ」理屈ではないということです。

「什」は6歳から9歳の幼年者を対象とし、理屈で学ぶよりも体得させることが効果的は年齢であるため、無条件で「ならぬものはならぬ」と従順を説いています。

しかし、日新館に通う年齢になると、理由をきちんとした形で教えています。ここにも、会津藩の教育の質の高さが伺えます。
「什の掟」は武士の心得を説いたものであり、人間としての生き方を説いたものです。

元々は子供を教育するためのものですが、大人の私にとっても、自分を戒めなければいけない点が多々あると考えさせられました。
本書では、表面的な字面からだけでは分からない「什の掟」の本当の意味、その背景まで丁寧に解説して下さっています。

人間としての生き方を深く学ぶことがことができる一冊です。

税理士法人S・Y
青谷麻容子


2018年12月3日(月) 第51回

想ー像ーラジオー。

2018年11月5日(月) 第47回

こんにちは。税理士法人SYの佐藤美友です。

 

生きるとは何か、残されるとは何か。

そんな哲学的なことを考えるたびに、読み返したくなる本があります。

 

今回ご紹介するのは、珍しくフィクションのこちら。

『想像ラジオ』 著・いとうせいこう

 

先日、晩年のエジソンの発明品について知った時に思い出したのが、この本でした。

 

想像という電波を使って、「あなたの想像力の中」だけで聴こえるというラジオ番組。

生者と死者の新たな関係を描いたこの作品は、数年前にベストセラーとなりました。

 

テーマがテーマなだけに、とても難しいだろうと思っていたこの本は、押しつけがましいわけでもなく、涙を誘おうとしてくるわけでもなく、ただ淡々と気持ちの中を漂わせるような、そんな不思議な感覚を残してくれるのです。

 

覚悟もなく訪れた別れを、どうやって飲み込むのか、飲み込めないなら忘れるべきか?

向き合うとはどういうことか一つの方法を寄り添うように示してくれる一冊だと思いました。


税理士法人S・Y

佐藤美友

2018年11月26日(月) 第50回

中小企業の財務戦略を考える

2018年11月5日(月) 第47回
こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

今回紹介させて頂くのは、『その節税が会社を殺す』というなんとも物騒なタイトルの書籍です。

本書は、メインタイトルこそ、 “節税”がキーワードになっていますが、内容は中小企業のあるべき財務戦略について述べられております。

利益が出ている会社の経営者にとっては、確定申告後にやってくる高額な納付書にはどうしても驚いてしまうものです。

そんな状況だからこそ、各種保険を始めとした様々な節税策が生まれ、数多くの中小企業経営者が実行しているのでしょう。

筆者は前書きで、『節税策のほとんどは無意味、むしろ逆効果で、かえって資金繰りを苦しめている』と主張したうえで、まずは『手元資金を増やす』ことが重要であると主張しています。

『手元資金を増やす』ことで、金融機関からも良好な条件を引き出すことができ、投資に回す資金的余裕が生まれ、企業の成長につながっていく良いサイクルが生まれるとしています。

節税策の多くは、当初提案された効果を得るためには、数多くの前提条件があり、この激変する市場環境では、それを満たし続けることは困難なものが多いのが事実です。

税金アレルギーがある経営者の方はもちろん、金融機関との付き合い方に悩んでいる経営者の方にもぜひお手に取って頂きたい1冊です。

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔

2018年11月19日(月) 第49回

小さなことからコツコツと

2018年11月5日(月) 第47回
こんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木です。

知識習得のために勉強を続けていますが、なかなか習慣化させることができずにおります。

そこでこの本のタイトル『1日30分を続けなさい!』に目が止まりました。
30分と言えば私の自宅から会社までの電車の片道乗車時間です。
その短時間で何ができるのか、良い習慣を身につけるためのきっかけになればと思い読んでみました。

まずタイトルの30分を続けるとはどういうことなのかと冒頭の方で説明があります。

1日に数時間の勉強をする取り組み方は、勉強時間は短期的には多くできても、継続することは難しい太く短い取り組み方になる可能性が高いです。それに比べ、30分という時間であれば、取り組むまでのハードルが下がり、継続しやすくなるため相対的に細く長く取り組む方が勉強時間を多く蓄積できるということです。

30分という勉強時間を習慣化しているひととそうでない人では、数年、数十年単位で考えると大きな差がつきます。

また、勉強に取り組む際に30分の短時間勉強→15分休憩の1セットを2~3セット繰り返し、集中力が途切れる前に中断することが継続させるコツだそうです。

なかなか1つのことを継続させることは容易ではございませんが、継続させるためにはどういう方法を取ればいいのかという視点も必要なのだなと思います。

目標が目標のままで終わらせないためにも、小さなところからコツコツ積み上げていくことを大切に日々勉強に取り組みたいと思います。


税理士法人S・Y

鈴木克成

2018年11月12日(月) 第48回

臨終定年

2018年11月5日(月) 第47回
こんにちは!税理士法人S・Yの青谷麻容子です。

11月3日、日本初で日本一の「やる気講演家」。田中真澄先生の最終講演に行って参りました。
今回で一般向けの公開講演会は最後ということもあり、全国から400名の方々が参加され、終始、物凄い熱気に会場は包まれていました。

私が田中真澄先生を知ったのは38年前。当時、私の父は公認会計士として働きながら、夜は市民大学に通い、様々なジャンルの講師から教えを受けていました。
そこで、「日経ビジネス」を43歳で退職し、独立したばかりの田中先生が講師として登壇され、衝撃的な講義を受けます。
その時の教えに多大な影響を受けた父から、「田中先生の講演を聞くことができる最後かもしれないから、絶対聞いておくべきだ」と連絡があり、今回初めて田中先生の講演を聴講させていただきました。

田中真澄先生は、43才でフリーの講演家・著者として独立起業。以来82才の現在まで講演約7800回、著書は94冊を超えます。
全身を使い、汗びっしょりになって、講演をなさるその姿は、82歳とは思えない気力、体力がみなぎっていて、感動すら覚えます。
あらゆる層を対象に、これから人間はどう生きるべきかを迫力ある熱演で情熱的に訴える講演は、40年にわたり多くのファンを惹きつけてやみません。

「人生は営業力!」「早起き笑顔挨拶人間に不幸なし!」「死ぬまで働き続けることが人間本来の生き方」「人生はコツコツコツコツコツコツコツコツコーツコーツ!」「辞書から余生とういう言葉は消してください!」「PPK(ピンピンコロリ)で臨終定年を迎えてもいいような心構えでやる!」

このほかにも、沢山の勇気、元気をいただける言葉で溢れています。
本書『臨終定年』も7月20日発行ですが即重版。ベストセラーです。

田中真澄先生の言葉には、実践者としての重みと説得力があります。
今日から日常に取り入れられることが沢山あるので、是非読んで頂きたい一冊です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

税理士法人S・Y
公認会計士 青谷麻容子

2018年11月5日(月) 第47回

日本でいちばん大切にしたい会社と呼ばれて

2018年11月5日(月) 第47回

日本理化学工業株式会社、と聞いてピンと来る方も多いのではないでしょうか。


前回ご紹介しました坂本先生の『日本でいちばん大切にしたい会社』の一作目で取り上げられ、テレビ東京系の番組「カンブリア宮殿」でもその取り組みが伝えられ、従業員80名ほどの小さな会社は「日本でいちばん大切にしたい会社」として知られるようになりました。

従業員の7割が知的障がい者であり製造ラインのほぼ100%を占める生産の担い手だという、世界にも例を見ない企業でありながらも、業界トップシェアを成し遂げています。

日本理化学工業株式会社には、「働く幸せの像」という彫刻が飾られているそうです。
そこには、以下の言葉が刻まれています。

導師は
『人に愛されること、
人にほめられること、 
人の役にたつこと、 
人から必要とされること、
の4つです。
働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです』 と。

私たちが当たり前に受け入れている「働いて役に立てる」という環境が当たり前ではないということ、そして人間の本質を考えさせ気づかせてくれる、素敵な一冊でした

「働く幸せを実現した町工場の奇跡」を、ぜひとも多くの方に知っていただきたいです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

税理士法人S・Y
佐藤 美友

2018年10月29日(月) 第46回

仕事、人生でたいせつにしたいこと

2019年4月8日(月) 第67回

2019年4月8日(月) 第67回

2018年10月9日(火) 第43回

こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

私は数年前、著名な経営者の自伝を夢中になって読み漁っている時期がありました。
企業支援を志す会計人として、勉強の意味で当初は読み始めましたものでした。

しかし、著名な経営者が一体何を考え事業を立ち上げたのか、どのような困難があって、どのような苦労を経て今があるのかを書籍から知ることができることが、私にとって非常に興味深く、惹きつけられるもので、どんどん買い漁るようになったのです。
その一方で、私にはスケールが大きすぎたのか、どこか自分事として捉え切れない自分がいました。

そのような中で私は本書に出会いました。
本書では、誰もが知っているような全国規模の大企業は出てきません。
紹介されているほとんどの企業が、地域の中小企業なのです。

地域というフィールドで活躍される中小企業の経営者の方が素晴らしい志を持って働かれていることに本書で触れて、私は本当に心が動かされたのです。

そして、こういう会社を支援する仕事をしたいと心の底から感じることができたのです。
今でも自分の思いを確認したいとき、必ず読み返す一冊です。

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔



2018年10月22日(月) 第45回

習慣化できる考え方を身に付ける

2018年10月9日(火) 第43回

こんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木克成です。

本日ご紹介する本は良い習慣を身につけるための考え方、そして脳にとってよい習慣とはどんなことかを紹介しております。

習慣を変えることで、行動も変わってくるのだと思いますが、なかなか習慣を定着化させるというのは難しいなと感じております。

本書ではその習慣をつくっているものとして、ハビットとアティテュードがあると述べています。

ハビットとは、毎朝歯を磨くや顔を洗うなど、無意識の癖を含む行動性向のこと。
アティテュードとは、物事に対する考え方のことです。

人間の脳内で習慣が形成されていく過程として、その人の信念であるブリーフシステムに基づいてアティテュードが生まれます。次にそのアティテュードを行動に移し、それが繰り返されるとハビットになっていきます。

人間の脳の中にはこのような階層が存在していています。そのため、習慣化しようとハビットを変えてもその上位階層であるアティテュードを変えていかなければ、習慣化させることが難しくなります。

何か新しいことを継続的に続けるためには、目先のことを考えるのではなく根本的な考え方を変化させていかなければならないのだと思います。

また、脳にとって良い習慣がいくつか紹介されております。その1つとして、大量の読書をすることが述べられおります。

読書をしてたくさんの知識を得ることで、思考の抽象度が上がりより多くのことに興味関心や気づきを得ることができるようになります。

また、読む本を選ぶ際に自分の興味の範囲外の本を多く読むことで思考できる分野が広がりそこに相乗効果が生まれより良い読書の効果が得られるとのことです。

自分のあまり手に取らない本を選ぶ際に、アマゾンなどのサイトのランキングから選ぶことが有用です。
自分の興味範囲外の本が多数存在し、評価が高く多くの人の興味関心を惹く本が多いためです。

この本を読み脳の構造を知ることで、なかなか習慣化できないことができるきっかけになったり、より良い習慣を身に付けることができるかもしれません。

税理士法人S・Y
鈴木克成


2018年10月15日(月) 第44回

12年間で2回しか求人をしなくても最高のスタッフが途切れない最強のマネジメント

2018年10月9日(火) 第43回

こんにちは!税理士法人S・Yの青谷麻容子です。

今回は、人材難の代名詞でもある飲食業界において、就職希望者が相次ぐ大阪のフレンチレストラン「ル・クロ」のオーナーシェフ、黒岩功氏の著書をご紹介いたします。

飲食業界で働く人は、数か月~数年単位で職場を転々とするのが一般的です。それは、経営者側からすれば、永遠の悩みのタネとされてきました。新人を一から育ててもいずれ辞めてしまい、常に人材難に苦しむという問題を構造的に抱えているのです。

それが、一度は会社に見切りをつけて次の組織に移ったはずなのに、半年~3年の間に辞めた社員の半数近くが「またここで、あなたの元で働かせてください」と復職を希望する会社があります。それが、黒岩功氏がオーナーシェフを務める、関西の名店「ル・クロ」です。

そう言って戻ってきた社員たちは、以前にも増してル・クロを愛し、若い社員たちを引っ張る存在として活躍しているそうです。

では、なぜ、一度辞めた社員がまた戻ってきたくなるのか。

ル・クロでは、すべての社員が、お金以上の価値を感じながら日々働いています。スタッフの誰一人として手抜きをせず、お客様のために心を尽くす。そして、お客様のために尽くしたいという思いが絆となって、スタッフたちを強く結びつけている。

だから、社員は皆生き生きと働き、またそんな環境に魅力を感じて、人が入ってくるのです。

これは、黒岩氏が「お金以上の仕事の対価」を社員に気づかせる環境づくりをしているからです。

黒岩氏は幼いころからコンプレックスを抱えて生きてきました。それがあるきっかけで変わっていきます。自らの体験から「コンプレックスを持つ人間ほど自分の成長を強く求めている」と言います。だからこそ、そんな彼らがコンプレックスを解消できる環境を用意し、自信を持たせ、仕事の中で成長していく喜びを味わう経験をさせているのだと思います。

以前、黒岩氏にお会いしたとき、太陽のように明るく、さわやかな風のような方だという印象でしたが、本書を読んで、そんなコンプレックスをお持ちだったことは意外でした。

悲しみや苦しみを自らの力で乗り越え、道を切り開いてきたからこその、あの笑顔だなと今思います。
人を育てていく立場として、大変勉強になる一冊です。

税理士法人S・Y 公認会計士 青谷麻容子


2018年10月9日(火) 第43回

短く適切に相手の記憶に残せたら

2018年10月9日(火) 第43回

相手にうまく伝わらない、上手に話せない。

そんな悩みを抱えたことがある方は、きっと少なくないでしょう。
私自身、プレゼンテーションや報告の場で、シンプルに伝えることの難しさにぶつかったことは一度や二度ではございません。

今回ご紹介しますのは、伊藤羊一氏の『1分で話せ』です。
プレゼンのノウハウや論理的に話を構築するコツなどの、HOWTO本はありふれています。
この本で説かれているのは、伝えるための「根本」です。

伊藤氏は本著の冒頭で、以下のように述べられています。

「私が思うに、
『1分でまとまらない話は、結局何時間かけて話しても伝わらない』
 逆にいえば、
『どんな話でも“1分”で伝えることはできる』
 ということなのです。」

1分と聞いて、長いと感じますか?短いと感じますか?
その報告に、無駄はありませんか?
その言葉に、人に動いてもらえるような力はありますか?

プレゼン力はもちろんのこと、日常の報連相にも大いに活かせるこの本は、年齢・役職問わず読んでいただきたいと思える一冊でした。

…と、ここまでをスピーチ形式で話して計ってみますと大体1分です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

税理士法人S・Y
佐藤美友


2018年10月1日(月) 第42回

事業承継に対する職業的会計人のあり方

2018年10月1日(月) 第42回


『事業承継は偉大なる経営者が受けなければならない最後のテストである』

こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。

トップに記載させて頂いた言葉は、経営の神様とも呼ばれるドラッカー氏の事業承継に対する言葉です。

この言葉からも分かるように、事業承継は経営者にとって非常に重要な課題であり、解決が難しい課題です。
しかし、多忙な経営者の方にとって事業承継は、『最優先課題だ!』というよりは、『重要性は分かっているけど、まだ先のことだし、何から手を付けてよいかわからない』課題の代表格になっていることが多いのではないでしょうか。

確かに事業承継は、ヒト・カネ・モノなどの様々な要素を含み、親族内承継・従業員承継・M&Aなどの様々な選択肢があり、その選択肢の中でも様々な論点があるため、とても複雑で、全体像を理解すること自体が難しい課題です。

しかも、事業承継を進めていこうとして外部協力者を招いても、税理士であれば税制面のアドバイスだけ、保険会社であれば節税のアドバイスだけなど、それぞれがそれぞれの分野だけのアドバイスにとどまりがちです。
それは専門家としての責任を果たすことに集中すべきということもあるかとは思いますが、外部協力者にとって専門分野以外についてまで論点を把握するのは、金銭的にも心理的にも非常にコストを要するという理由もあるかと思います。

しかし、中小企業経営者の最も身近なパートナーである我々職業的会計人がそれで良いのでしょうか。
経営者の方は、複雑な要素が絡み合う事業承継に対しても、全体を俯瞰して見ていくことが必要ですが、1人でそれを行うのはとても不安なはずです。

その不安を少しでも和らげることは、定期的に顔を合わせて会話を行い、企業の最も重要な情報の1つである財務情報を把握している我々職業的会計人の使命だと私たちは考えます。
私たちは、経営者の方と一緒になって、会計税務面にだけではなく、経営者のパートナーとして、真の事業承継にとって本当に必要なことを一緒に考えていきたいと思っています。

と私たちが意気込んでみても、専門家が知らない会社特有の情報をお持ちなのは経営者のみであり、外部専門家に任せて進めてしまうのは非常に危険なのも事実です。
また、責任ある経営者の皆様は事業承継に対する勉強意欲をお持ちの方も多いと思います。

そこで今回紹介させて頂きたい書籍が『事業承継のツボとコツがゼッタイにわかる本』です。
本書は、複雑で複合的な事業承継の論点を、広くカバーしており、読者にとって分かりやすくなるように内容をかみ砕いて説明してくれています。

各論点について詳細な記述は少ない本書ですが、だからこそ多忙な経営者の方にとっては非常に手が取りやすく、①どんな論点があるのか知り、②専門家等の外部協力者に質問する材料としても非常に有用な書籍だと思います。
事業承継に関心のある経営者の方にもぜひおすすめの1冊です。

税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔


2018年9月25日(火) 第41回

経営の神様に学ぶ会計

2018年9月25日(火) 第42回


こんにちは。
税理士法人S・Yの鈴木克成です。

本日ご紹介する本は「ドラッカーと会計の話をしよう」という本です。

この本は、経営の神様と謳われるドラッカーの残した会計に関する考え方を、ストーリー調にして具体的な例を用いて解説していくものです。

個人経営の飲食店を営む主人公が、経営に行き詰まりお店を手放そうと考えているところから物語は始まります。

海外へと事業を手放すために向かう道中で、ドラッカー会計の考え方を用いてアドバイスをしてくれる方と出会い話が進んでいきます。

その中で「利益=儲けではない」という言葉が、印象に残っております。


利益は意図的に変えることができるものであるため、注目して見るべきは財務諸表ではなく、キャッシュフロー計算書であるとのことです。

その他にも、原価計算について材料費などのコストから販売価格を算出している主人公に対して、ABC(活動基準原価計算)によるトータルコストを基準とした原価計算の必要性など、ドラッカーの考える会計哲学が紹介されております。

様々な視点から業績を判断することで、数値というのは違った見え方をしてくるのだということをこの本を読み終えて感じております。

200ページほどの内容ですが、ストーリー仕立てのため、あっという間に読み進めることができたと感じております。ぜひ一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

鈴木克成



2018年9月18日(火) 第40回

不撓不屈

2018年9月18日(火) 第40回

こんにちは。青谷麻容子です。

権力は、抗う者には容赦なく牙を剥く──。
恐ろしいことだが、真実でもあると思う。

本書は、国家権力の弾圧に対し、断固闘いを挑み続け、遂に完全勝利した税理士・飯塚毅氏の物語である。

飯塚毅氏は、大蔵省キャリア官僚の誤りを指摘し、やり込めた経緯があり、そのために私怨を持たれてしまう。その後、中小企業のためにとった税務手法を否定され、脱税指南をしたとして刑事告発されることになる。

飯塚氏は当局を相手に訴訟を起こし、断固戦うが、横暴な大蔵キャリア官僚は、それを許しはしない。メンツのためだけに、飯塚氏の顧客に理不尽な税務調査を行い、遂には彼の事務所には検察の捜査までもが及ぶ。

あらゆる弾劾・圧力を受け、心身ともに疲弊していく中で、なぜここまで戦い続けることができたのか。そこには、禅の厳しい修行に裏付けられた信念があり、彼を信じる家族、師、多くの理解者がいた。

そして、何よりも、職業的会計人としての高い志と強い使命感が、彼を支えたのではないかと想像する。
この「飯塚事件」は、明らかに業界を変えた事件である。


ネゴシエーションが跋扈する業界に絶望した職業的会計人に、希望の光を与え、進むべき方向性を示し、誇り高く生きることを思い起こさせてくれた。

そのバトンを受け取ったこれからの業界を担う、我々職業的会計人は、先人が戦い続け、勝ち取ってくれた今に感謝し、さらなる高みを目指さなければいけないと思う。

公認会計士 青谷麻容子



2018年9月10日(月) 第39回

会社の命運は「キャッシュ」が握っている

2018年9月10日(月) 第39回

決算書を見る際、売上や粗利など、P/Lには当たり前のように目が行きますが、B/Sはどうでしょうか?

今回ご紹介致しますのは、『数字は人格』という本です。
著者は株式会社武蔵野の代表取締役社長・小山昇氏。経営コンサルタントとしてのご活躍をご存知の方も多いでしょう。

小山氏は本書の冒頭で、
「社員にとっては、お金を持っている社長、数字に強い社長だけが人格者です」
と述べられています。

数字が人格、お金が愛。
なかなかパワフルな言葉ではありますが、実際に経営が立ち行かなくなるのは手元にキャッシュが無くなったときです。
いざというときに困らないだけのキャッシュを持ち、そのキャッシュをつくるための数字を理解すること。この2つさえできれば、会社をつぶさず社員を幸せにできる、筆者はそう言い切っていました。


黒字か赤字か、P/Lにはもちろん目が行きますし、気にもします。
それはパッと見るだけでわかる成績表のようなものですが、会社のお財布をしっかり把握するにはB/Sをどれだけ理解しているかがカギになることは言うまでもないでしょう。

この本に書かれているのは、決算書の読み方ではございません。
どんな数字と向き合って、どんな数字を目指すのか。
先日資金繰り表を作成しながら、必ず身につけたい知識だと改めて感じました。
私も一つ一つ、向き合ってまいります。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

税理士法人S・Y
佐藤美友



2018年9月3日(月) 第38回

 ”図”を活用して頭を整理する

2018年9月3日(月) 第38回


こんにちは!
税理士法人S・Yの色川大輔です。


今回紹介させて頂く書籍は、『頭がよくなる「図解思考」の技術』です。


全ての仕事の共通点の1つに、他人と協働する場面があることが挙げられます。
そして、徐々に責任ある仕事を任されるにつれ、自分以外の人と協働する場面が増えてきます。


皆さん、こんなことに悩んだことはないでしょうか?


・自分の言いたいことが伝わらない
・企画書や議事録を作成しても読んでもらえない
・そもそも自分が何を伝えたいかが分からなくなってくる


私も数年前、どうやってお客様へ説明するか、周囲の人間に意図を理解してもらって業務を進めていくかということに大変悩んでいた時期がありました。
その際、私がまずやったことは、ロジカルシンキングや文章の書き方の本を読むことでした。
それによって、自分なりにはとても文章力は改善したと思ったのですが、「相手に伝わるか」という点についてはほとんど改善しませんでした。


そんな中で出会ったのがこの書籍でした。


筆者は、下記のように主張します。
・キーフレーズの羅列の箇条書きでは理解できない
・情報の構造や関係性、問題点を把握するためには文章より「図」が圧倒的に有利

この書籍では、図解する技術を具体例を用いながら丁寧に解説しています。


学生時代、圧倒的に美術が苦手だった私でも活用できるものばかりで、文章だけになっていた以前よりも、周囲との協働がとてもスムーズになったと思います。


この書籍ではアイコン等の使用も提唱していますが、絵に対する苦手意識の強い私はそこまでやれていませんでした。
今回のコラムのためにこの書籍を読み直して、もう一度徐々にアイコンを使っていきたいなと思っています
私も忙しいことを理由にサボり癖がありますので、今度私がメモを取っていたら、ぜひアイコン使っているか確認して指摘してやってください。


今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!


税理士法人S・Y 公認会計士・中小企業診断士 色川大輔


2018年8月27日(月) 第37回

 嫌われる勇気

2018年8月27日(月) 第36回



こんにちは。税理士法人S・Yの佐々木日菜子です。

 


本日私がご紹介します本はこちら『嫌われる勇気 岸見一郎 古賀史健』

 


他者から嫌われること…

周りの目を気にしてしまうこと…


これらは常に頭や心のどこかにあることで、むしろ、これらを気にせずに生きていける人間は、そう簡単にいないかもしれません。

 

ですがこれは、日本人特有である他国人にはない謙虚な人間性が生んだひとつの性質でもあると思います。

 





会社、友人、家族…どの環境にいても、どの世界に飛び込んでも、当たり前のように存在する『対人関係』。

また、どうしても思い出してしまうような『トラウマ』。

誰もが一度は頭を悩ませたことがあると思いますし、私もその中にひとりです。


 

『これを言ったらこう思われるだろう…』『この人にこう思われているだろう…』という思い込みから負の連鎖が始まり、自分のための人生のはずが、周りを気にしてばかりで、他者の期待を満たすための日々になってしまします。

本書を通して、決して『誰かのために何かをする=誰かの期待を満たす』ではないということを思いました。


 

他者の目を気にしてしまったり、過去のトラウマばかりにとらわれてしまったりするあまり、自分の選択や幸せをも失ってしまう。一度きりの人生の中で、とてつもなくもったいないことをしていると思います。


 

その中で本書を通して、自分のために生きるためには、『嫌われる勇気』も必要であるという、全くの新感覚の新しい学びを得ることができました。

 

対人関係の悩み、そして人生の悩みをも打破するために、『嫌われる勇気』を持つ第一歩を私も歩み始めていきたいと思います。


 

 

佐々木日菜子

2018年8月27日(月) 第36回

 一つのことを追及する奥深さ

2018年8月27日(月) 第36回

 

こんにちは。


税理士法人S・Yの鈴木でございます。


 

本日ご紹介致します書籍は「正規の簿記の諸原則」という本です。


 

本書は株式会社TKC創設者の飯塚毅先生が1983年に初版を発行したものになります。


飯塚先生の出身校が福島高等商業学校(現:福島高校)とのことで、福島県福島市出身の私は少し親近感を抱きました。


 

本書の内容は、日本の企業会計原則の内、一般原則の1つである「正規の簿記の原則」を欧米諸国、特にドイツと日本国内外の多くの文献を基に研究、そして比較を行ったものです。




正規の簿記の原則は学生時代に学んだ簿記検定の範囲に含まれていた為、定義は知っておりました。

ですが、それは数行だけのものであり、これほどまでに深く研究と追及を行っているものを読むことはありませんでした。


 

本書を読んでいると、その国の歴史や法律、慣習によって1つの原則を取ってみても大きな違いがあることを感じさせられます。



また、著者は国内外を問わず参考文献で述べられていることに対して多くの反論を行っておりました。

自らの会計に対する考えが確立されているからこそ成せることなのだと思います。


 

禅哲学の実践者である飯塚先生は、「その見、師を越えて、初めて印可するに堪えたり」という言葉を紹介しております。

これは禅門の考え方であり、師を越えて初めて一人前になるという意味だとのことです。


師というものは越えるべき存在であり、目指すべきはその上なのだと自分なりに解釈致しました。


 

1つの原則をここまで深く追求している本書を真に理解するためには、まだまだ知識も経験も浅い私でございます。

また改めて読み返したときに更なる気づきや学びを感じ取れるような成長をしたい、そんな風に思わせてくれる1冊でございました。



鈴木克成